霧の橋

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 46
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062085496

感想・レビュー・書評

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  • とても良かったです。作者の作品は確か5冊目になりますが、どの作品も好きです。最後は少し泣きそうになりました。

  • 作者初耳ですが、タイトルいい!

  • 短編集かと思ったら繋がってた。武士の身分を捨てて町人になるってモチーフを繰り返し書く作者だね。とても良かった。

  • ラスト、主人公がふみにかたる言葉は、作者はだれに告げたかったのだろうか。

  • たぶん江戸時代の話だと思うんですけど、時代設定が江戸時代以前の小説というと歴史上の人物を主役にした小説が多いので、普通の商人が主役という設定が結構新鮮でした。
    まあ、話としては、夫婦の愛情話あり、お店乗っ取りの陰謀ありの話で、現代版にしたらドロドロものですが、時代物にすると、なんとなくさっぱり感があるから不思議なものです。
    比較的、たんたんと話は進みますが、読みやすく、面白かったと思います。

  • 大好きな作者の作品。

  • 第7回 時代小説大賞

    戦国時代マニアだった僕が、初めて戦国時代小説以外のものを読む気にさせた作品がこの第7回時代小説大賞受賞作『霧の橋』です。
    泣けます!!ほんと、この作品は泣けます!!!
    以来、乙川さんの大ファンになり、新刊は発売当日に購入!という熱の入れ様で(汗) そんな乙川さんが『生きる』で直木賞を獲った時は、我が事のように喜んでしまいました!!
    乙川さんの作品はすべて読みましたが、今でもこの『霧の橋』がいちばん良かったような気もしますが、それでも乙川作品すべてに漂う哀しさと美しさは見事!彼の作品は短編より、長編に、よりその筆力が発揮されると思うのであります。
    ちなみにこの時代小説大賞、賞金は1000万円!!!
    当然、今は募集しておりません。バブルが成せる技です…。

    1997年3月/講談社/単行本

  • 淡々とした中の熱さが好き。

  • 先日読んだ「かずら野」に続いて、乙川優三郎の小説「霧の橋」と「五年の梅」を図書館から借りてきた。
    まずは「霧の橋」から読んでみた。

    これは乙川優三郎初期の長編小説で、1997年度の時代小説大賞を受賞した作品である。
    侍の子として生まれた主人公が、父の仇を討つために10年という苦難の歳月を過ごした後に、武士を捨てて商人として生きていく物語である。
    そこで巻き起こる商売を巡る陰謀、そして夫婦の間にできた微妙なズレ、さらには武士を捨てたはずが、とことん商人にはなりきれない武士としての残滓に悩むという物語はなかなか読み応えがあった。
    「かずら野」で受けた涙を誘うような感動ではないものの、ラストでは同じく感動の場面が用意されている。
    終わりよければすべてよし、というわけでもなかろうが、こういった構成は乙川優三郎お得意のパターンなのかもしれない。
    しかしこうした終わり方は、やはり爽やかだ。
    また別な作品も読んでみたいという気持ちににさせられる。
    もう一冊の「五年の梅」を、読むのが楽しみだ。

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著者プロフィール

1953年 東京都生れ。96年「藪燕」でオール讀物新人賞を受賞。97年「霧の橋」で時代小説大賞、2001年「五年の梅」で山本周五郎賞、02年「生きる」で直木三十五賞、04年「武家用心集」で中山義秀文学賞、13年「脊梁山脈」で大佛次郎賞、16年「太陽は気を失う」で芸術選奨文部科学大臣賞、17年「ロゴスの市」で島清恋愛文学賞を受賞。

「2022年 『地先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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