天魔信長

著者 :
  • 講談社
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (355ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062085519

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホントは3.5点ぐらいだね。この人の作品にしては
    前向きだし。(尾張統一から桶狭間までを記載)

    最初、【天魔】という題名だからまた残虐性を
    主眼にしてるのかな〜とおもったら違ったね。

    天賦の器量を授かった信長は生まれたときからの孤独を
    内包しつつ人間としての成長・不安定さを自覚して
    生きてること、ただし周りからは悪魔として捕らえられない
    天賦の器量しか見えない悲しさを表現してる。

    (でも愛されることのみを信じた愛妾:吉野とシンプルに
     物事をみて天才であり信長に近い才能をもつ秀吉だけが
     人間信長をみてるところで信長の孤独をより表現
     してる感じ?)

    そんで作者からしたら桶狭間以降はつまらないんだろうね。
    ある種、桶狭間の時の人知を尽くした信長は
    奇跡的な条件も合致し勝利する。

    この時から信長は自分の器量にも自信をもち天賦の
    器に人間としての信長が追いついたので。

  •  「天魔」と言うタイトルからして、後半生の虐殺に絡んでいるのかと思いきや、意外にも桶狭間までのみ。特に「魔」の意味は感じられず。
     同族同士の争いが、細やかに書かれているが、全般に信長の気持ちは良くわからない。

  • 桶狭間の戦いまでを描いた作品
    タイトルからすると多くの「根切り」
    をする信長の話かと思った
    詳細な書き方は史実(信長公記)に忠実
    じゃないのかな
    お狂いの様子=踊り狂い、周囲のものも
    巻き込んでいくのは秀吉のイメージだった
    ので新鮮に読めました
    天魔とは部下へ絶対服従のみ求める峻烈な
    性格や行動をさすのかな?

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1960 年生まれ。92 年「尼子悲話」で第72回オール讀物新人賞受賞。95 年「異形の寵児」で第114 回直木賞候補。97 年「鎌倉擾乱」で中山義秀文学賞受賞。

「2021年 『北条義時 我、鎌倉にて天運を待つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋直樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×