失楽園(上)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 191
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062085731

作品紹介・あらすじ

「今までこれほど深く、主人公にのり移って書いたことはなかった!」人間のなかに潜む底深い性の悦びと妖しさを大胆、かつ鮮烈に描き尽くした画期的な傑作。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと、以前、日本経済新聞に連載してた頃に読みました。久々に読んでみましたが、新聞で少しづつ読むよりも一気に読んだほうが面白いです。

  • 私が社会人になったころ、日本経済新聞の朝刊で1年強連載された作品。
    新聞紙面で毎朝かなり激しい性描写が描かれ、かなり評判になり、ドラマにも映画にもなりました。
    日経新聞自体が男性読者の多い新聞なので、世の中の男性の願望とも言われていました。

    若かった私にとって『失楽園』は、30代後半の女性と50代男性のダブル不倫の末の心中は「‘’責任のない‘’究極の恋愛」という感想が残りました。

    年齢を重ねたらわかる関係なのかなと、ぼんやりと考えたものでした。

    25年経って再読した感想は「ずいぶんと身勝手だな」です。
    若かったころのほうが、文学作品として楽しめていた気持ちがします。

    出会って転げ落ちるように情熱的な恋愛関係を続けた果てに、二人の中に逃れられない「死」の影が覆っていくのですが、二人が一緒にというより男性のほうが女性の気持ちに引きずられています。

    やもすれば二人の置かれている状況から「心中」という選択肢しか残らなくなったともとらえられます。
    それでは「究極の恋愛」では無くなってしまう。

    今回偶然にも、セックスという行為が「死」を連想させる本書と反対に、「生」を描く作品を読みました。
    小池真理子『青山娼館』です。

    この作品もなかなか面白い。

    「死」と「生」を「性」を通して描き切る両者の作品を読めて楽しかったです。

  •  美しい性の世界。もっとも、一般常識からすれば、この二人の愛は「異常」である。その「一般常識」すらも、読んでいるうちに麻痺してくる。

     死が二人を分かつまで、否、死こそが二人の愛を示す、最高にして最上のものだった。真っ直ぐに終わりへと進む姿は本当に強くて、どこまでも悲しい。

  • アイルケとほぼ同じ…

  • 怖すぎる

  • 201422.先日、こちらを描かれて作家さんがお亡くなりになったということと、20代の頃、先輩が読んでいて感想を言っていたのを思い出し、読んでみました。その当時の先輩と、今の私が同じ歳。やっぱり30代になるといろいろ大人な考えになるんだなぁと思いつつ、上巻、愛を確かめ合う描写が激しくて・・・あらまぁ、またですか。と思っていた自分(笑)

  • (1996.10.09読了)(新聞連載)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    突然閑職に追いやられた敏腕編集者・久木。失意にくれる彼の前に、夫との冷え切った関係を持て余す美しき人妻・凛子が現れる。まるで結ばれるのが宿命であるかのように、ふたりは激しい恋に落ちてしまう。その純粋なる想いを貫き通すため、ふたりは究極の愛の世界へと足を踏み入れる―。「人を愛する」ということは、どういうことなのか?男女の愛の極限を描き切った、渡辺文学の最高傑作。

    ☆関連図書(既読)
    「別れぬ理由」渡辺淳一著、新潮文庫、1991.02.25

  • 以前一度読んだけど、再び。
    11/12/18-114

  • 安っぽい。

  • 若い時にはわからなかったであろう大人のロマンンスが分かる気がする。しかし愛と死が紙一重にあるという究極までは感情移入できない。愛はおそろしい。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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