- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062086073
作品紹介・あらすじ
失われた家をもとめて。もし家族で、映画に出演したら?第116回芥川賞受賞。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/68197 -
【家族シネマ】
折り合いをつけたかったんだ。もう、元には戻れない家族との。それが色々な事柄に投影されている。
誰が好き好んで、とっくに壊れている家族の映画に出演するんだ。
それはきっと、寂しさや、怒りや、失望や、諦めとの折り合いなんだ。
そして、縋っている。
【真夏】
ホラーだ。怖すぎる。
執着しているのは、実は女の方だ。
観察している。自分も相手も。
内省的に観察してる視点が1番怖い。笑ってるし。
【潮合い】
ぶつかり合うところ。
なるほど、ぶつかってるけれども、お互い同じ波長だ。
周りにいるヤツらも、そんな所にいるから、巻き込まれて、のみこまれていくんだ。
総じて、拠り所が皆欲しいのかな。
歪んでいたとしても。 -
前衛的な映像作品を見ているみたいな小説。
これは…小説って言うんだろうか?詩?芸術?
初対面の相手に仕事を依頼しに行ったと思ったら急にゴムボートで寝てたり、尻を写真に撮らせたり、脈絡がなさすぎて、私にはちょっと難しかった…。
著者の心象風景を描いているのかな。だとしたら、ちょっと心配になる(大きなお世話)。 -
う~ん。誰も救われない感じに違和感。
-
柳美里は短編小説に向いてない⁇
-
1997年 - 『家族シネマ』で第116回芥川龍之介賞を受賞(辻仁成と同時受賞『海峡の光』)。
-
途中投げ出したかった・・・。
こういう感じの小説は苦手だ。