悪魔の予言

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062086905

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    愛国心を燃やすと収入は減るのである。115
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    日銀がなければ危ない銀行をとっさに助けられない、と心配する向きがある。それは銀行協会がやればいい。協会のメンバーが相互に助け合うことを決めておけば、互いに監視しあい、危なくなりそうだと早目に注意をするだろう。104
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    「日本の首相は恵まれています。日本人は人種差別されるので、少々政治が悪くても留学生は日本に戻ってくる。それが日本経済の強みだから、くれぐれも人種差別反対などと言わないほうがよい。人種差別があるから日本は強いんだ」126
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    大蔵省証券局を廃止すると、不良証券会社が続出するから困るという声がある。証券局がない時代は、東京や大阪の証券取引所の審査で互いにチェックしていた。会員同士だから内実はツーカーで分かる。不良証券会社は業界全体の信用にかかわるというので除名していた。チェックするのは仲間だから、ごまかしがきかなかった。134
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    日本へ来ると何もかもが月並みである。外国人は日本に来ると中流のものは得られる。それから下等はないかわり、とびきり上等なものもないという。これを魅力のある国といえるか。アジアからみれば魅力があるのかもしれない。しかし、ヨーロッパ人には魅力がないだろう。早い話が、日本で上等といわれるものは、みんなヨーロッパのブランドである。202

    どうやら、日本はこのまま終わりそうだ。人も月並み、物も月並み。唯一突出しているのは漫画とアニメとゲームだ。203
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    よくみると、中流のシンボルは確かに手に入れているが、中流の精神の方は、むしろどんどん退化している。

    彼らはもっともらしい理屈をこねているが、所詮、依頼心の塊である。やっていることは、寄こせ寄こせ運動で、これは下流精神だ。232

    弱者が他人のフトコロをあてにするのは当然だが、いつかは恩返しするとか、ささやかであっても自分にできることはすると考えるところがあればその人は中流精神の持ち主である。234

    昔はボロは着てても心は錦、と歌っていたが、今は、錦を着てても心はボロである。235
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著者プロフィール

1930年、兵庫県生まれ。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。東京大学経済学部卒。日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く予見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍。未来予測の正確なことには定評がある。『いよいよ、日本の時代がやってきた!』 『日本人への遺言』(渡部昇一氏共著)『日本人への遺言partⅡ 「和の国のかたち」』(渡部昇一氏共著)『反核愚問』他多数有り。

「2018年 『「発想」の極意 人生80年の総括』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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