敗戦後論

著者 :
  • 講談社
3.17
  • (1)
  • (3)
  • (18)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 80
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062086998

作品紹介・あらすじ

「戦後」とは何か?いま生きられる場所の深部で「われわれの戦後」と出会い真にラディカルな思考の回路を拓く力作評論集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み


  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • 共同性ではなく公共性を意識すべきではないかという問いかけが斬新であるとともに、いまだ日本では共同性的な思考を乗り越えられていないとわかる。

  • 難解。
    ほぼ理解できない。

    言葉からして概念がすッと入ってこない単語が多々出てくる。
    それでも通勤時間に完読した私は時間の使い方を間違っているかもしれない。

    二十年前の著述で私の世代感覚とギャップがあるところからして厳しい。

    さてそれでも、太宰治は読んでみたいと思った。
    また後日談ではなく、SNSの時代に、答えのない、わからない今をとにかく書くことに意義が加わるあのかもしれないと感じた。

    これまでの時代のアーカイブにより消化し切れないほどの小説や音楽があるのにリアルタイムに発信される作品を追っかける。リアルタイムの時代感は何か惹かれるものがあるんだと。

  • 久しぶりに読み返すと、今日的状況と合間って、加藤氏が指摘する「ねじれ」の意味は深い。当時新たなナショナリズム的な批判をあびていたのは、日本のリベラルの狭量さを示す格好の事例である。

  • 「一言でいえば、日本の三百万の死者を悼むことを先に置いて、その哀悼をつうじてアジアの二千万の死者の哀悼、死者への謝罪にいたる道は可能か、ということだ。」についての可能性を探る論考であり、かなり難解で私には分からないところが多かったが、今でも時々アジアの諸国から戦後補償の話が出てくるたびに、政府やマスコミの答弁はあやふやな感じがするのは、この著作が示すところにその原因があるのだろうか。

  •  巻頭で、「はじめに一つのお話をしておきたい。たしか小学二年生くらいのの頃のこと、〜」と、語りだされる回想譚が、寓意として印象的。
     3篇の長い論考文が採録されていて、それぞれぞれの関連は深い。
     採録作は、以下の通り。
    「敗戦後論」(雑誌「群像」1995年1月号、初出掲載)
    「戦後口論」(雑誌「群像」1996年8月号、初出掲載)
    「語り口の問題」(雑誌「中央公論」97年2月号、初出掲載)

     なお、2005年にちくま文庫版が刊行されている。

  • ¥105

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1948年山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。1985年『アメリカの影』刊行。『言語表現法講義』で新潮学芸賞、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、『テクストから遠く離れて』『小説の未来』で桑原武夫学芸賞を受賞。他に『戦後入門』など著書多数。2019年没。

「2022年 『村上春樹のタイムカプセル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤典洋の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×