本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062087490
みんなの感想まとめ
多層的な物語が展開される本作は、稀覯本を巡る人々のドラマを描いています。第一章では、会社員の主人公が会長からの依頼を受け、特別な作品を探し出す旅に出ます。第二章では、編集者たちが寝台列車で出雲を訪れ、...
感想・レビュー・書評
-
『三月は深き紅の淵に』という稀覯本を題材にした4作品が収録されています。
第一章『待っている人々』会社員の主人公が、会長に自身の館に招待され、そこで上記作品を探し出してくれないかとの依頼を受ける…。
第二章『出雲夜想曲』編集者の堂垣隆子と江藤朱音が、上記作品の作者を訪ねて出雲まで寝台列車の旅をする…。
第三章『虹と雲と鳥と』転落死した女子高生、元カレと家庭教師が二人の死の真相に迫る…上記作品の前日弾的な内容。
第四章『回転木馬』上記作品を執筆するにあたっての回想と理瀬のストーリー。
この作品を読む前に『麦の海に沈む果実』を読んでいて、あまりにも壮大な世界観に引き込まれ、本作も読んでみたいと思い手にしました。
本作で好きなのは、第二章と第三章、切なく悲しいストーリーの鍵となるのは『三月は深き紅の淵に』であるという共通点…深いなぁ~と思いました。
第四章に『麦の海に沈む果実』の主人公理瀬が登場しますが、理瀬のことが好きになって読んだ分、ちょっとだけ得したような感じで読めました(^^)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
難しかった…。
3章までは、ふむふむと読めたけど、4章が難しかった…。まだ、すっきりと整理できず。
関連作の「麦の海に沈む果実」や「黒と茶の幻想」なども読んでみたい。
-
不思議な構造のお話で、私には少し難しくも感じました。雰囲気は好きですが内容に物凄く惹かれる部分がなかったのが惜しいです。
-
感想
一冊の本を巡り絡み合う物語。薔薇の名前のように本が人々を翻弄する。合わせ鏡の中を彷徨うような浮遊感。それでいて切ない匂いがする。 -
「三月は深き紅の淵を」という題の本にまつわるお話。そして水野理瀬にまつわるお話。彼女は主人公なのか、それともお話の中の登場人物なのか。二重三重にまとわりつくお話たち。
-
「三月は深き紅の淵を」
果たしてそれはどのような本なのか。誰が書いたのか。そもそも存在するのだろうか。
「三月」をめぐる4つの話。 -
先に読んだ「麦の海に沈む果実」のベース(?)のようです。
全4話、全てに「三月は~」という謎の小説が出てきますが
その内容も書いた人もその背景も全て違います。
長編でも連作短編でもスピンオフでもなく、
「三月は~」というタイトルだけが共通した別の話ですね。
後に発表される「麦の海に~」はこの4話目のスピンオフですね。
話を入れ子式に、という解説(?)を見ましたが
入れ子の感じはしませんでした。
もっとこう…それぞれの話が意外な部分で少しずつ繋がって
全部読み終わると最終的に大きく「一つの話」になる、
とかそういうことを想像してたんですが。
私には単に独立小編4作をまとめただけにしか…。
1話目が好みでしたが読み進めるうちに違和感だらけになりまして。
やりたいこととやってることがどうにもちぐはぐな感じがして
「麦の海」のほうが好きでした。 -
出雲の話が好きでした。
寝台車乗ってみたいな。 -
-
最初は展開が気になって仕方ないカンジだったのに、4章で「あれ?」となってしまいました。
分かる人には分かるのかしらん??
それまでが良かっただけにちょっと残念。。。
もっと他の作品も読んでみます。 -
ん~~、うなった。
最後の章が不可解だわ。
でも、気になる作家さんです -
この一冊自体が凝った構造になってるのは面白いし、短編それぞれも面白い。3章までは。
構造上、あの形で4章目が必要なのはわかるけど、3章で終っといた方が良かったんじゃね?っていう。
どうにもこの方の「結」の部分は私にあわない。
2008/3/18 -
その本はたった一人にだけ、たった一晩だけしか他人に貸してはなりません。かつてこのルールによってその本を読むことが出来た人々は口をそろえて言う。謎が謎を呼び、物語から物語が紡ぎ出される、傑作。4部構成のその本『三月は深き紅の淵を』の作者は一体誰なのか。そしてこの本の目的は? 幻の本を巡る4つのミステリ。
装幀 / 北見 隆
デザイン / 京極 夏彦 with FISCO
初出 / 『メフィスト』'96年4月号〜'97年5月号 -
3章まで面白かったのに…!!!4章も、前別の小説で見た「青い丘」が出てきて嬉しかったのに!!
内容通りの実験的な小説なんだろうけど、私はその高みにはたどり着けませんでした〜
また読めたらいいな -
実験的な小説、なんだろうけどよく分からない。
作中に出てくる小説でもあり、
この本そのものでもあり、
混乱したまま終わってしまった感じ。 -
250611
もう10回以上は軽く読んでいる。文庫で読んでいたけど、やっぱりハードカバーで読むとまた違っていい。初めて読んだのは、最初に入った会社の販売実習で埼玉に行っていた時か。販売が性に合わず、恩田陸ばかり読んで小田和正ばかり聴いていた気がする。電車男のドラマを見ていたのもあの頃だった。
そういう意味ではいい出会いがあって良い時期だった。
出だしの「灰色のコンクリートで、丸い輪っかがいっぱい型押しされていた。」などの細かい描写がいい。すぐに世界に入り込んでしまう。本当に読ませる作家だと思う。
p16 「ああ、向こうには春があるよ」
p22「ー我々の、三月のお茶会へようこそ」
もうこのへんから止まらなくなる。
-
タイトルが好き。
2章と3章が好き。
4つの章の内容は異なれど、同じ雰囲気が漂っていて、この雰囲気がとても好きです。
でも、この本を理解できてる気がしてなくて悔しい。 -
3.0
著者プロフィール
恩田陸の作品
本棚登録 :
感想 :
