ふたりの「雅子」

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 15
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062088077

感想・レビュー・書評

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  • 自分が闘病中でなかったらきっと読まなかったかも知れない。どうかな。先日、伊集院静氏の本を読んで面白かったし、女優夏目雅子は、自分の中では、数多いる日本の女優の中でもっとも美しい女優の一人として、特に印象が強い。そのくせ、映画などの作品はほとんど観たことがないんだけど。

    母娘の関係は、男兄弟二人の家族で育った自分には、正直よく分からない。なので、この本の中で書かれていることは、自分にとっては感情移入しづらい、どこか他人事のような感覚で最後まで読んでしまった。それに、夏目雅子自身の死に関わる話もそれほど長く語られていないし、つまり、そういうエモーショナルな部分を煽って読ませる、という体裁でもない。にも関わらず、最後まで読んでしまったのは、筆者の語り口がむしろ淡白だったからかも知れない。

    ただ、それだけとも言えないだろう。やはり自分にも当たり前ながら母がいたわけで、読んでいる間、ときどきどこかで自分の母親のことを思い返すこともあった。母親が死んでもう10年どころではない年月がいつの間にか経ってしまっているし、もしかすると自分もそう遠くないうちに、と言うのはあまりに不謹慎か。いずれにしろ、母親の愛情というものを自分なりに、筆者の娘に対するそれを本書の中に辿りながら、なるほどそういうものなのかな、などと、今更ながら想像したりするのは、なかなか気持ちのよい体験だった。

    この世を去るときに、少しでも思い残すことが少ないほうがいい、という一文は、今の自分にとっては心に残る言葉だと思った。今すでにそういうことを考えるのは不謹慎と書いたが、思ったことを残しておくことは許されるだろう。

  • 図書館から

    ネットで「下がゆるい」、「母親もちょっと・・・」
    という書き込みをみて確認したくなった
    その通りならイヤだと嫌悪を感じていたが
    読むと逆に「純真」というか
    可愛らしい人だと思った
    他のエピソードを見ると「真っ直ぐ」な人という印象で
    逆に好感を持った

    一時的な気持で関係を持った人との妊娠騒動や
    伊集院氏と桃井かおりさん滞在のホテルに電話したことや
    堕胎のことも書かれていたが、それよりも
    和田勉氏に「この胸でもいいですか」といって胸を見せたり
    (母親に「胸がない」ことを指摘されて)
    手術跡を隠さない部分の言い分など女優らしさのエピや
    三島由紀夫の金閣寺を読んで感情移入して「苦しい」といい
    「本は二度読むもの」などと彼女の考え方なんかが見れて
    「下がゆるい」とかどうでもよく、彼女の人間性が好感を持てると思った

  • 先日、この本を基にした夏目雅子さんのテレビ番組が全国放送されたのでご覧になった人も多いだろう。ガンはだいぶ撲滅が進んだが、白血病は本田美奈子さんなどのケースがあり、更なる医学の進歩を望みたい。

  • 母が守りとおした「夏目雅子」の真実!「小達雅子で帰ってらっしゃい」女優になることに反対しつづけた母が、十三回忌を前に、初めてその愛と葛藤の日々を書き下ろす。秘蔵写真を多数掲載。

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