超・ハーモニー

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著者 : 魚住直子
  • 講談社 (1997年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062088091

超・ハーモニーの感想・レビュー・書評

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  • 児童向けの本に出てくる子どもの描写は、時として大人になった自分に対して強烈にぐさぐさと突き刺さるんだけど、これって何なんだろうか。
    いやな事があったからといって友達に酷いことする、って、大人の世界の話なら、ほんとしょーがねーなこのクズは、くらいに読み飛ばせるのに、子どもの話となるとね、それを読んだ時の気持ちが全然違うのね。なんでそんなことするの!ってもう読んでられないよって気になる。そしてなんとか解決されそうになると心底ほっとする。
    これが最後まで悪意のみで語られたらもう、きっと明日から会社行けんわ。

  • 親の望むとおりに、勉強をして進学校に進み、でもちっとも楽しくない日々を送る主人公のところに、家出していた兄が帰ってきた。だけど兄は女の恰好をして、お釜バーで働いているらしい。3週間限定の兄との生活は如何に。
    両親が息苦しくてしょうがないのに、それでも親に認めてもらいたい子供二人の話。自分が絶望しかかっているのに気付きたくない主人公の行動が、迫るものがある。

  • 「園芸少年」が良くて魚住作品かため読みしてしまったが、あれ以外に「すごくよかった」とうのは結局なし。「兄ちゃんがオカマになって戻ってくる」っていう設定にもっと面白みを求めてたけれど、父親も母親も弟の響きも、そしておまけににオカマのにいちゃんまでも、さほど面白い人物ではなかった。父親母親ときたら、「ありそうだけど、意外とそういうのはいない」、つまりすごくリアルに見えて実はステレオタイプ。面白みはなし。「園芸少年」が最新なんだからこの先は期待できるのか?

  • 有名中学に入学した響。勉強についていけなくて張りぼての人形をかぶったような重苦しい感じだったある日の夕方、7年ぶりにお兄ちゃんが女の人になって返ってきた!

    親の期待につぶされそうな中学生、そのうっぷんがより弱いクラスメイトにむかったり、性同一性障害への偏見とか、ちょっとテーマをもりこみすぎた感があったかな。でも、ラストで「認めてもらいたいから、こうやってめちゃくちゃにしたんだよ」ってとこは良かった。本当にそうだよね。人って認めてもらいたい。自分の存在意義を確かめたいものなんだよね。

  • 読んだのは中学の頃だったか、高校の頃だったか。二冊目の魚住さん。
    おはなしの筋はだいぶ忘れてしまったのだけど、いかにも「非・バランス」の作者さんだなぁと思った記憶がある。もやもやと割り切れない感じが、何とも。そういう感覚を描くのがうまいともいう。独特の持ち味。
    もう一度読み直しても、きっとその感覚は変わらないのだろう。

  • 有名私立中学に入学した響。
    エスカレーター式だから、入ったら楽になるだろうと必死に受験を頑張ったのに、
    勉強の進度が早く、授業に必死についていく様な状態だった。
    勉強には身が入らず、焦りばかり湧き上がる。
    そんなある日、家出していた兄が帰って来た。
    女装して。

    って感じかな。

    マジでこんな家庭があるのかぁ…
    父親を息子が刺殺、母親を息子が撲殺、なんだかその流れがここにあるような。
    恐ろしい鈍感母親と父親だなぁ。
    人間じゃないみたい。ロボットみたい。
    気持ちわるーーーい!
    1番人間らしいのは、「ふつうじゃない」とみんなから言われるにいちゃんだ、と思った。

  • 兄が家に帰ってきた。
    女になって……といった、日曜午後のドキュメンタリーにありそうな内容。

    風呂に入ろうとしたら、入り口にあったので読んでみた。1時間ほどで読めちゃう。内容もそんな感じ。ってどんな?

  • 分類が児童文学。確かに文体優しいし、文章が短い。家族の絆?を大切にキャンペーン。家出していた「にーちゃん」が「ねーちゃん」になって帰って来た。年の離れた弟は家の中で窒息しかけだった。「ねーちゃん」が帰ってきたのをきっかけで、両親も家の中の窒息の要因も消えて行った。家族との絆について、やさしくかたりかけてくれる作品。
    <10>

  • 2006/10/30

  • 女装をした兄と接することで、成長していく主人公と、理解しあえた家族。暖かい。そう思いました。

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