防壁

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 113
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062088169

感想・レビュー・書評

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  • SP、救難隊員、不発弾処理隊員、消防士の危険と隣りあわせの仕事と家庭や恋愛の難しさが描かれた短編集。面白かった。こういう仕事に就く人たちにはプライベートの悩みは命に関わる。『相棒』が良かった。海の救難隊員の主人公。付き合っていた彼女が主人公と一緒に潜った海の中でマウスヒースを外し自殺を図る。主人公の心変わりに気づいての行動だった。そんな中、生還が難しい状況に置かれる主人公。海の中での救助の緊迫した描写と気づき。ラストはホッとした。ただ、この本に出てくる女性たちはちょっと過激で怖い。女性版ホラー(笑)

  • 人の命を守る人の心とそれを支える人の心の動きが上手く書かれた短編集

  • SP、海上保安庁特殊救難隊員、自衛隊不発弾処理隊、消防士。命を懸ける仕事に携わる男たちと、その妻、恋人との短編集。

    どの仕事も仲間との信頼感、仕事に対する誇りがない限り続けてはいられない。すごい仕事だとは思うけれども、「今日は無事か、明日はどうなるか・・・」と思いながら待つ周囲の人間は大変。

  • 警察官、自衛官、海上保安員、消防署員、がそれぞれ主人公の短編集です。ただの公務員ではなくて、特殊任務に就いている人が多い。

    どれも描写がリアルで、よく研究されてるなぁと思いました。けっこう人間の心の複雑さを描けていると思うのですが、さらっと読めてあまり残らないのはなぜだろう。

  • 長編だと思って図書館から借りてきたので、オムニバスだったのでややがっかりしました。
    あと、表紙に力の抜ける誤植を見つけてしまいました。(笑)

    仕事に命をかける男と、彼を取り巻く人間達の恋模様。
    一言で言うならそんなお話なのですが、なぜ「すぐ恋愛もってってくだらな」ってならないんだろうな。
    この人の話は。
    やはりそこにあるリアルな描写と登場人物の真摯な態度によるのではないかと思うのですが。
    そしてまた、必ず読後感が良いのですよね。
    不倫とかどろどろしていても、読み終わったあとには
    それでもどこかに救いがある、という状況なので、嫌な気分にならない。
    人間の強さと弱さが描かれていると思います。

    毎度のことながら、この人はSPもなにもかも実際やってたんじゃないかと
    思ってしまうほどのリアルな描写です。

  • 短編集でも品質が全く落ちない。むしろ濃ゆい

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062088169/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4062088169.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left"><blockquote><p><strong>狙撃犯 海難事故 不発弾 放火魔
    危険に立ち向かう男たちがいる!

    防壁 警視庁警護課SP
    相棒[バディ] 海上保安庁特殊救難隊員
    昔日 陸上自衛隊不発弾処理隊員
    余炎 消防士

    一瞬の魔――危険と隣り合わせで働くプロフェッショナルの勘を狂わす、ほんのわずかな疑惑と動揺!</strong>  ――帯より</p></blockquote>
    命の危険と隣り合わせで働くとき、共に働く仲間同士の信頼関係は譲れないものである。それが一瞬でも揺らいだとき、危険は広く世間をも巻き込む怖れがあるのだ。
    しかし、磐石の信頼関係は永久不滅のものではない。人間は弱いものなのだ。疑いを抱かせる者を憎み、同時に疑いを抱く自分を責め、苦しむのだ。
    そして、忘れられがちだが、現場で命をかける男たちの影には 身を案じながら待つ身の女たちがいるのである。その苦悩も、忘れられがちであるが故に辛く哀しいものなのだと、思い知らされる。</font>

  • SP、潜水士、不発弾処理係、消防士、人のために危険に立ち向かう異なる四つの職業を題材にした短編集。
    主人公の抱える悩み、事件(発生から顛末まで)、職業意識の高さ等々を盛り込んでキッチリまとめあげる筆力の高さはさすが。

  • いつもながら、真保裕一さんの本は面白い。真保さんにしては珍しく?短編集です。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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