戦艦大和誕生〈下〉「生産大国日本」の幕開け

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062088459

作品紹介・あらすじ

全てが不足する戦時下で苦闘する技術者。しかし、そこから戦後の繁栄をもたらした日本的生産方式を創りだした。

感想・レビュー・書評

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  • 1997年刊行。

     大筋は上巻に書いた感想のとおりだが、全体を通しては、この上下巻は、メカニックなカッコよさとも、戦争の悲劇の照射とも距離を置き、技術開発史、機械の構成技術史、建艦の合理性追求とその阻害要因について、戦艦大和を素材・実例として丁寧に分析した書と評することができる。
     特に生産性向上を果たそうとして果たせなかった(少なくともアメリカのそれには完敗した)経緯と理由の分析が秀逸だ。
     だからこそ、本書は大和の竣工で筆を終えず、戦時下の船舶供給計画、空母転換可能な商船の大量建造計画と実施、航空機の生産現場などにも言及するのだ。

     その意味で、これらに言及される下巻こそ本書の主要テーマに取り組んだものと推測される。

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著者プロフィール

前間 孝則(まえま・たかのり)
ノンフィクション作家。1946年生まれ。石川島播磨重工の航空宇宙事業本部技術開発事業部でジェットエンジンの設計に20余年従事。退職後、日本の近現代の産業・技術・文化史の執筆に取り組む。主な著書に『技術者たちの敗戦』『悲劇の発動機「誉」』『戦艦大和誕生』『日本のピアノ100年』(岩野裕一との共著)『満州航空の全貌』(いずれも草思社)、『YS-11』『マン・マシンの昭和伝説』(いずれも講談社)、『弾丸列車』(実業之日本社)、『新幹線を航空機に変えた男たち』『日本の名機をつくったサムライたち』(いずれもさくら舎)、『飛翔への挑戦』『ホンダジェット』(いずれも新潮社)など。

「2020年 『文庫 富嶽 下 幻の超大型米本土爆撃機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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