事件記者が死んだ夜

著者 :
  • 講談社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062088831

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マスコミは誰のために情報を発信しているのか。
    新聞に掲載されている記事はすべて真実が書かれているのか。
    大手メディアに取り上げられたものは信憑性があると勘違いしてしまう。
    だが実際は、マスコミは何処からかの要請により内容を微妙に改変させたりニュアンスを変えたりしている。
    いつの頃からだろう、マスコミを信じられなくなったのは。
    ちょっと調べれば間違っているとわかるようなことを有名雑誌が堂々と掲載していたり、かと思えば某タレントのときは袋叩きのように誰も彼もが攻撃していたのに、似たようなスキャンダルには一斉に沈黙する。
    芸能関係だけでもこれだけ矛盾したり嘘だったりがあるのだ。
    政治関係となればもっと露骨な圧力があったり、忖度があったりするだろう。
    自分たちの都合のいいようにマスコミを利用する。
    あたり前のようにされていることが怖いと思ってしまう。
    マスコミの犠牲になった者はけっしてそれらの出来事を忘れない。
    犯人だと決めつけ、実名入りで連日報道され、報道被害にあった人たちへきちんとした謝罪をしたのだろうか。
    通り一遍の謝罪で、一度謝罪すれば禊は済んだと思っているのだろう。
    だが、マスコミの犠牲になった人たちが受けた心の傷はそんな謝罪で癒やされるものなのだろうか。
    何のための、誰のための、報道なのか。
    ニュースをそのまま妄信するのではなく、取捨選択できる目を養うことが必要なのかもしれないと思えた物語だった。

全1件中 1 - 1件を表示

立原伸行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×