美男忠臣蔵

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062089562

感想・レビュー・書評

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  • 世間をにぎわせた赤穂事件の真相はきっとこんなふうだったんだろうなと思わないでもない。
    稲葉と柳沢の静かな戦いの中でテンパる柳沢がなんだかかわいく見えてきたりして。

    綱吉公と柳沢の、なにも言わずとも通じ合っている感じが良い。

  • 「故もなく殿中にて斬りつけられたのはむしろ吉良の老人の側であろうが」
    綱吉の側用人柳沢が知らされたのは赤穂旧臣たちの吉良邸討ち入り。あれは悪いのは内匠頭、その理由を赤穂旧臣ならば知っている筈。浪士側の老中稲葉を論理で説き伏せ、柳沢は綱吉の意思を納得させられるのか。

    実際、赤穂パート(安兵衛のホモと日常)、幕府パート(稲葉vs柳沢、柳沢と綱吉の昔はホモだった)が交互に話は進んで行く。なんというか、読んでいて忠臣蔵ってこういう話だっけ、これでいいんだっけ……とふと不安になる。
    もちろんホモだけではなく幕府側の赤穂浪士は悪くない派vs切腹させよ派の舌戦も面白い。話し合いの後ろにあるものも様々だがそれによってたくさんの人の正使が関わるというのがまた。

    始まりのシーンが討ち入りなので、そのあたりからざっと忠臣蔵のいいとこ取りして読みたい人にもおすすめ。

  • 老中筆頭柳沢吉保と赤穂浪士堀部武庸の、元禄15年12月5日から16年2月4日までの心理描写。日頃忠義を説き、生類を憐れみ、仇討ちを徒党とする将軍綱吉を柳沢が、忠義を老中稲葉正通に托し、浅野の瘋癲と吉良の対応に遡り推理するは読み応え有り。

  • 意外なところで展開する忠臣蔵顛末記。堀部安兵衛ファン必見。(ただしやおい系)

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著者プロフィール

1960年岐阜県生まれ。94年『めんどうみてあげるね』で日本推理作家協会賞受賞。著書に『浅井長政正伝』『信長と信忠』『お市の方』『織田信雄』等多数。主宰する小説講座からは各文学賞受賞者を多数輩出。

「2020年 『新・時代小説が書きたい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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