- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062090032
作品紹介・あらすじ
『現代思想の冒険者たち』に登場の思想家34人を、いしいひさいちが傑作パロディ化。
感想・レビュー・書評
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現代思想の哲学者たちを取り上げて、いしい氏一流の漫画に仕上げている。内容は難解。ギャグも難解な時もある。
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クリーニング店員にはねられて、店員が読んでいたのか、読んでいたのが店員か(哲学科の学生が食えなくてクリーニング店員になってたのか)、事故の構造であって真相ではない、という一節。ちがう?という姿勢に、何事にも定義付けられないという軽やかに逃げさる思想を感じる。フーコーの「オリジナリティとは幻だ。作家は作品を創作したと思い込んでいるが、それは受け取った影響の集積の通過に過ぎない」。バタイユの項の「何かに役立つためでなく富を消費すること(濫費)は、有用性や交換の思考回路を超えた事態に迫り、通常の知や主体にとって不可能な次元を経験させる、という脚注。ハーバーマス先生を囲む会に、対立する勢力を全て呼んで、「よしよしどっちに撃っても弾が当たるぞ」と言いながら登場するハーバーマス。といったあたりが印象に残った。なかなかに文字数が多くて、漫画にしたからといって理解が容易というわけではないけど、雰囲気の一端が味わえる、入り口的な役割は果たせているような。
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漫画は面白いけど、文章の理解が出来なかった。読み終えることが出来るだろうか?
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ハイデガーからエーコまで。現代思想。
独特のノリとギャグ、だけじゃない。
買ってから読み終えるまでに4年くらいかかった。ようやく。
一緒に『哲学大図鑑』(三省堂)もあるとよさそう。
似顔絵見比べる事も出来るし。
まったく、いしいひさいちにハズレ無しやな。 -
思想家に親しみがわくかも。
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哲学者の名前は知っててもその人の哲学の中身を知らなかったことが多かったのでこういう風に面白可笑しく、そしてシンプルにまとめてくれたことに感謝感謝。
カフカやエーコが出てきて少し驚いたけど。 -
いしいひさいちクオリティ。
わからないネタがあるのはこちらの知識不足。 -
いしいひさいち先生の哲学者4コマと、有名哲学者の思想のカンタンな紹介とのコラボ。
「まんがで哲学がよくわかる」では決してなく、わかってる人同士の内輪向け楽屋オチネタ本なので注意が必要。
いつかこの漫画の面白さがわかるようになることを日夜祈りつつ本棚に置いてます。6年くらい。 -
なるほど、そうだったのか!
一般常識として、読んでおくにこしたことはない。