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Amazon.co.jp ・本 (198ページ) / ISBN・EAN: 9784062090537
みんなの感想まとめ
偶然の出会いや心の葛藤を描いた物語は、読者に深い共感を呼び起こします。特に「草の巣」では、知らない男の車に乗った主人公が抱える不安や居場所のなさが、じわじわと心に迫ります。この感覚は、多くの読者にとっ...
感想・レビュー・書評
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2個目の話、昔の自分の感覚思い出してぞわっとしました。
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直木賞を取ろうが取るまいが、この人は最初から良かった。特にこの本で描かれる、偶然乗ってしまった中年男の車から、何故か降りられない自分、という壊れた心の世界にはとても共感した。
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「草の巣」
「夜かかる虹」二篇収録。
「草の巣」…よく知らない男に家を見せてもらうため、
車に乗った「私」。あてどないドライブの果てに…
不安になった。
読んでる間中、なんとも身の置き場のないような、
自分の居場所がないような、
じわじわと不安感が忍び寄ってきて
必死でページを繰った。
旦那がふらりと散歩に出かけたら、
もう帰ってこないんじゃないか…とか思ったり。(影響されすぎ)
でもはまったー。
「夜かかる虹」…問題ばかり起こしている「わたし」によく似た、妹が近所に越してきて…
あたしにも妹がいて、その気持ちはわかるなぁってなんとも心が痛くなった。
子供時代、思春期、一番近くにいて、
ものすごく自分に近いのに、最後のところで理解できない。
あたしたちは結局それぞれ家庭を持ってはじめて
ちゃんと理解しあえるようになったような気がする。
このお話はものすごく怖いと感じた。
それにしても二篇ともよかった。
夢中で読んでしまった。 -
女の業なのかそれとも人間のものか…
いずれにしろ今回はあまり頭に入ってこなかった。 -
草の巣は掴み所がない感じ
夜にかかる虹は姉妹の何とも言えない感じが良かった -
なぜか、読むのに時間がかかった。
角田さんの作品のなかでも、とりわけ読みにくい意味不明系(愛しきダメダメな人たち)のストーリーで
最後のページにきても読み終わった気がしない。
なんともいえない。
でも、途中の文章でグッときたのがある。
「おれ本当に何も考えてなかったの、なんも考えずにさ、みんなと一緒に就職活動はじめたりしてさ、受かったからここへきたわけ、でもビジネスホテルの一室で寝れないときふと思うの、おれ何してるんだろうって、こんなこと本当にやりたかったんだけって。田舎のさ、小せえ店のもろだめ親父か、どう見たってこいつだめだってやつが、問屋相手に威張りちらしてさ、なんかそういうミクロな世界見て、こんなかで生きてくためにおれ今までやってきたのかなとかさ、思うじゃん。もっとほかにやりたいこととか、あったはずなのにって」
共感したわけではないけれど、納得させられた。
そういう若者って、今もいるだろうなって
※作品自体は、15年前のもの(角田さん三十路の頃)
あと、こんなのもあった。
「あんたきっと考えるからよくないんだよ、なんにも考えずにさ、それらしくしてれば簡単だと思うけど。…店のおばちゃんも、お互いそれらしくして安心しあってるから仕事進むんじゃん。…」
全体としての話は意味不明だけれども、渾身のセリフがあった。
にしても、こんなレビューを土曜の早朝に書いている自分が意味不明だな。 -
表題作「草の巣」と「夜かかる虹」の2編収録。
「草の巣」は、飲み屋で働く女と店に来る客が、客の仕事の車に同乗してあちこち行く話なのだが、はっきりいって意味不明。なにをしたいのかどこを目指しているのかよくわからなかった。全く感情移入できず。
「夜かかる虹」のほうは、あまりうまくいっていない姉妹の話で、まだわかりやすかった。
角田さんは、自分自身の中で堂々巡りをするような、読んでいてイラつくような女の人の話を書くのが相変わらず得意。
自分の暗部を見せつけられるようで、いい気分にさせられることもあまりないのだが、彼女の書く文章が好き。 -
1999年5月2日読了。
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【草の巣】と【夜かかる虹】の2作品。
【夜かかる虹】を読んでの感想。
はっきり言ってイヤな姉妹の話。
読んでいてイライラした。
読んだ後もイライラした。(笑)
姉妹って「きょうだい」なんだけどライバルなのね。
深いわ。
このイライラは上手すぎて入り込んだ証拠。 -
「草の巣」と「夜かかる虹」の2編。
「草の巣」は好みでない。実りがないのに誰かにふらふらついていくなんてありえない。
「夜かかる虹」は、妹に対する気持ちはわからなくもない。 -
淡々と、流されていくのに、その先が気になって一気に読み切ってしまいました。キレイなムダのない文なのでしょうか…
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山の中にがらくたで家を作り続ける男と、目的もなく男について回る女。いとも簡単に日常からドロップアウトして、だらだらと終わりが見えないまま続く日々。
角田光代らしい表題作の他、自分に似ながらも決定的に異なる妹との確執を描いた短編が収められていて、どちらかというとそっちの方がおもしろかった。 -
図書館で借りて読んだ本。この人の本はそういうところがあるが、少し生活に余裕があって、いろいろなことを感じられるときに読みたい本。
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怖かった。
2篇入っていて、1篇目がタイトルになってる「草の巣」。
怖いなぁ。ああいう風に日常とそれ以外が地続きになっていること。
たぶんいつも忘れそうになっているから、
こういう風に突きつけられて怖くなるんかな。
「夜かかる虹」はもう悲しくてリアルでした。
自分の姉はあんな風に思ったことがあるんだろうか、と考えた。
私はあんな風に思ったことがあるんだろうか、と思った。
でも感情は生々しくてじっとりと肌に馴染んで、それが悲しかった。 -
家を作ってんだ、男は言った。「連れてってやるよ」―ふとした気まぐれで無口な中年男の車に乗り込んだ「私」が、あてどないドライブの果てにたどり着いた場所は…?「今」の空気を映して話題のロード・ノベル「草の巣」と「夜かかる虹」の二篇を収録。
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家を作ってんだ、男は言った。「連れてってやるよ」―ふとした気まぐれで無口な中年男の
車に乗り込んだ「私」が、あてどないドライブの果てにたどり着いた場所は…?
「今」の空気を映して話題のロード・ノベル「草の巣」と「夜かかる虹」の二篇を収録 -
角田光代は、どんどんうまくなっているのかもしれない。ちなみにこれは昔の本。
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ミルキイ・イソベさん装丁。(この人が手がけた装丁はどれも好きです。)
生きることに迷ってる感じが前面に出ていて、ちょっと読んでて苦しくなったりもしたが…それもまた角田さんらしさかなと。
文庫化を待ってたら表紙はもちろんタイトルまで変わっちゃって…きっと単行本はもう品切れかもしれないので、ここで紹介させて頂きました。
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著者プロフィール
角田光代の作品
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