雪が降る

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062092036

感想・レビュー・書評

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  • 一昔前の、男達の孤独が静かに紡がれた短編6作品。
    特に『台風』『雪が降る』が印象的だった。
    「こういう台風みたいな大風のなかにいたって、いつも胸をはってる。頭をあげて歩いていける。そういうのが、強い人間だってことさ。きみはそのひとりだ」
    子供の頃親しくしていたお兄さんの言葉は、大人になっても忘れることはない。

    どの短編も読み終えた後の余韻が穏やかに続く。
    女性より男性の方がロマンチストが多いように思う。

  • 短編

  • 紅の樹
    悲しい。自分の生きる道が見つからない。そんな人間が一瞬に人生かける。そういう生き方もあるのかな。

    あなたのそばにそっと息づく、男と女の魂の忘れもの。
    直木賞作家が紡ぐ心あたたまる感動の短編集。
    タイトルの、雪が降る、テーマは男の友情?奔放な女に振り回された同志の友情?ではないだろうが非現実的。
    ダリアの夏。これも奥の深い思いが筆者にはあるんだろう。いろんな人生があるのだろうが、こんな人生はそうないだろう。

  • (収録作品)ダリアの夏/紅の樹/トマト/銀の塩/雪が降る/台風

  • 何かのお勧めで読んでみた初の作家さん。テロリストのパラソルの人とは知らなかった。短編でどれもよくできていた。ハードボイルドもよし、ファンタジーもよし。昭和のイメージで読んでたけど携帯やメールが出てくるからそうでもなかったらしい。

  • 藤原 伊織による短編小説集。

    収録されている小説はどれも、”もっと読みたい!”
    と思うような秀逸作品ぞろい。

    続きが読みたいと言うよりは、もっと話を深くして、
    幅を広げた形で読みたいと思う作品ばかり。

    でも決して、内容が薄いとかではありません。

    お薦めです。

  • 骨太な長編を期待していたので、物足りず。

  • 2001年1月9日読了。

  • 短編集。


    短編でもこの人らしい世界観がじんわり出てる。

  • 藤原伊織「雪が降る」

    ミステリーでない短編集。

    藤原伊織の暗くてニヒルな世界が大好きで、時々無性に読みたくなる。全タイトルを読み切るのがもったいなくて、これは大事に取っておいた一冊。

    一編一編それぞれ孤独な男が主人公。希望に燃えているわけでもなく、どちらかといえばちょっぴり不幸。そのことを甘んじて受け入れていて、淡々と生きているところに小さな事件が起こる。
    感情を表に出さないけれど、内に秘めた熱さというのか優しさみたいなものが、読んでいるこちらの胸を疼かせる。このちょっとした「疼き」をかき立たせるのが本当に上手い。
    とくに「紅樹」は、その「疼き」をうまくハードボイルドに昇華させていて、短編なのにすごく深い読み応えだった。

    かえすがえすも、こんな素晴らしい作家が夭折したことを、心から惜しいと思う。

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