つきのふね

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1586
感想 : 189
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062092098

作品紹介・あらすじ

あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。ちゃんとした大人になれるのかな。ちゃんと生きていけるのかな。壊れやすい心たち。

感想・レビュー・書評

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  • 一歩間違えると誰でも心の病になる。それほど、
    今という時代は生きにくい世の中、
    いつの世でも同じだったろうけど
    特に10代はそうだ。
    不登校、いじめ、ちょっとのボタンの掛け違い、
    言葉の行き違い、弱くなったのか、ナイーブすぎるのか。

    自分は

    今こそ図太く生きてるが〜

    安心か不安しかない。
    それは信じられるか、信じられないかだろう
    一人でもいい、
    そばに一人信じられる人、理解できる人がいればどれだけ人は救われるだろう。

    立て続けに苦しいものばかり読んでしまった。

    本文よりー
    あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。
    ちゃんとした大人になれるのかな。
    ちゃんと生きていけるのかな。
    未来なんかこなきゃいいのにー


    一番希望に満ち溢れてる時にこんな気持ちにさせる事自体かわいそう、おとなが悪い。

    智の友達ー露木幸一の手紙

    人より壊れやすい心にうまれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時にうまれもってるもんなんだよ。ーこの言葉に救われる。

    幸一は信じてくれている。
    わからないけど、この信じてくれてるこころが、必ず伝わると信じたい。

  • 流石、森さんですね。高校生くらいをメインターゲットにした小説だと思うけど、大人も十分読めます。心に弱さや不安を抱えてる人に。

  • このごろあたしは人間ってものにくたびれてしまって、人間をやってるのにも人間づきあいにも疲れてしまって、なんだかしみじみと、植物がうらやましい。

    今の時代は昔よりずっと大変だから、誰でもすぐに狂ってしまう。でも、狂わない人もいる。それは、きっとこの世には小さくても尊いものがあって、そうゆうものが助けてくれるのかも。


    中学生から大人まで、心が少し疲れてしまっている人に読んでもらいたい作品でした。

  • ささやかな繋がりを大切にすること、の大切さがじーんと

  • 万引き事件を境に、仲違いをした中学生の主人公とその親友。
    その親友を想い、追いかけていた同級生の男子。
    万引き事件の際に、主人公を助けてくれた男性。
    その4人の、友情と心根のお話。

    軽く読めそうなものを、と思って手に取った本。
    ターゲットは中学生なようでしたが、親世代の私にも違和感なく、さらっと読めました。

    二人の少女の気持ちの行き違い、
    非行もあるので、素直に理解はできませんでしたが、お互いを想えばこその行き違い、多感な年ごろだからこその逃避、なるほどな、という感じでした。

    心を病んでしまった智さん。
    外国にいる友人の手紙の『人より壊れやすい心にうまれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれ持っているもんなんだよ。』という言葉、
    勇気の出る、大切なフレーズだと思います。

    目的としていた、軽く読める本、
    目的達成。
    とても読みやすい文章で、一気読み。

    明るい未来の見える終わり方に、大満足。
    最後の手紙には、泣かされました。

  • 例え自分には価値がないと思っていても、自分をかけがえの無いものだと思ってくれている人はきっといる。その人の為にも生きていこう。そんなメッセージを受けとりました。ストーリーとしては私には少し物足りなく感じました

  • 10代の頃鬱の中生きていた私が、毎日のように繰り返し読んでいた大切な本。
    いつのまにか智さんの年齢を越してしまったけれど、読むたびに智さんに恋をします。

  • 「カラフル」で森絵都に出会い、作者つながりから中学生のころに読んだ本。
    とにかくあの時代の自分にはピッタリで、面白さにひかれて読んだ「カラフル」とはまた違った感想がある。
    智さんのお手紙は初めて読んだときからずっと私の生きる支えになってきた。
    この先も自分が「とうといもの」なれるか、自分の周りに「とうといもの」があるかを確認しながら生きて生きたいなあと思う。
    私の大切な人達にも「とうといもの」がありますように、とも思う。

    (余談ですがオタク界でよく使われる「尊い」表現にこんな昔に出会っていたなんて、今気づきました)

  • 中学生の頃、ドキドキしながら読み進めた思い出がある。

  • 面白く読んだけどティーンエイジャー向けなのかなあという印象。高校進学だったり、女の子たちの少しめんどくさい人間関係だったり、心を病んでしまっている人の助けになりたかったり、色々。

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著者プロフィール

1968年生。『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。産経児童出版文化賞、小学館児童出版文化賞など受賞多数。06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞。著書に『カラフル』『みかづき』等。

「2021年 『〈きもち〉はなにをしているの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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