つきのふね

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1645
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062092098

感想・レビュー・書評

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  • 森絵都さんに出会った
    最初の本。

  • 04.02.09

  • <内容>あたしはちゃんとした高校生になれるのかな。
    ちゃんとした大人になれるのかな。
    ちゃんと生きていけるのかな。
    壊れやすい心たち。

  • 小学生のころ桜沢エリカの表紙がかわいくて買いました。
    大人になって再読したら最後の2ページでちょっと涙、
    世紀末と思春期と心の話。
    全編通して薄暗い雰囲気だけど、私はかなり好きです。

  • 2000年を前にノストラダムスの大予言で世界が終わるかも知れないなどと言われていた頃。
    中学生のさくらは進路調査に「不明」と書いて、担任に呼び出しを食らう。
    大親友だった梨利と口をきかなくなって、クラスでも浮いてしまったさくらは、今日も智さんのアパートに寄っていく。
    大人の男性の部屋にいたのを梨利のおっかけを自称する勝田君に見つかってしまうが、勝田もすぐ智さんに懐く。
    智さんは穏やかで傍にいると居心地がよいのだが、人類を乗せられる巨大宇宙船のデザインを考え出すと止まらず、しだいに壊れていく…

    さくらと勝田は必死で智さんをこちら側へ引き留めようとします。
    梨利を裏切ったと苦しむさくら、万引きのグループに残っている梨利も自分の弱さに苦しんでいたのでした。
    中学生でもわかりやすい書き方で、大人でも読める内容です。
    かなり痛い部分まで入り込みながら、人間の生命力への信頼を漂わせている暖かい物語。
    おすすめです。

  • 良かった。
    森絵都さんの本はどれも好き。

  • どんどんワルになってく親友と尾行が堂に入ってて気持ち悪い男の子と宇宙船のことばっかり考えてるお兄さんの話
    喧嘩とかすれ違いとかそんな簡単な話じゃないけど、仲直りしたいのにとか話したいのにとかそういうやりきれない感じがわかる!わかるぞっ!ってかんじでした
    わたしも身近に精神病(っていっていいのかな)の人がいるから、
    だんだん現実離れしてくお兄さんが心配でした
    やっぱり支えてくれる人がいないとなー孤独は人を病気にするよーなんて思いました
    年が離れててもともだちになれるってすてきだと思うので、わたしもぜひ年若いともだちほしいな!

  • ぞくぞく



  • この本を読んだのが、高校1年生の時だった。

    その時に、主人公と同じ中3の時に
    読みたかったなって思った。

    すごく好きな言葉があって、

    人より壊れやすい心にうまれついた人間は、
    それでも生きていくだけの強さも同時にうまれもっている。


    私自身が、けして強い人間ではないので
    この言葉にいつも励まされる。

  • 2007年読了。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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