ムーミン谷の名言集

制作 : ユッカ・パルッキネン 
  • 講談社
3.62
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本棚登録 : 507
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062092111

作品紹介・あらすじ

《ムーミン谷哲学クラブ》が発足しました……みたいな本です。

おずおずと、生き生きと、おちこんでみたり、まいあがったり、あの独特の個性たちが、この本の中で躍動しています。トーベ・ヤンソンの、世界的に愛されているムーミン童話から、もっとも印象深い思索や、最高に活きのいいひらめきなどが、つめこまれています。笑ってください。怒ってください。反論してください!ムーミンたちの考え方や感じ方には、だれだって、無関心でいられるわけがありませんものね。

感想・レビュー・書評

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  • 世界を もっと自由にみよう

    なにも決まってない


    家族を 友達を 大事におもうことと 受け入れること


    自分は 受け入れられないんじゃないかって 怖がらずに

    そんなときは ムーミン谷へいけばいい

  • 名言集じゃなくて名場面集だった。
    台詞が並んでるのかと思ったら、抜粋。つまりコピペの羅列です。
    それ以外何の解説も無いもんだから、
    各場面を選んだ基準もよく分からない。うーん。

  • ちょっと期待しすぎたかな。
    物足りない。
    物語の中だからこそ言葉は生きるのか?
    単独では、その魅力は伝わりづらい。

  • 小説版とはちがう、渡部翠さん訳のムーミン。
    とくに、ムーミンパパの思い出の最終章の内容を
    小説と比較すると意味の捉え方が
    全然違って面白かった!
    みんな違ってみんないい、
    翻訳の面白さに気づける本。

  • 「ううん、すこしだけよ。でも、いろんな泣きたいことを泣いてしまうチャンスでしょ。ちょうどいい理由だったので、使わせてもらってるの」

    たいしたことでもなかったのに涙が1日止まらなかったのはそういうことかと納得。

    ムーミンママの言葉も深い。

    「なにかがわかるまでに、とても時間がかかることが、あるものなのよね;」

  • ムーミンの名言はスナフキンが多いと思っていたが、他のキャラクターも負けず劣らずだった。それでもやっぱりスナフキンがかっこいい。

  • (心に残った名言を一部抜粋)
    ・誰かを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は得られないんだよ。
    ・相手のために何かをしてあげるなんてことはなく、わかり合おうともしなければ、気に入られようともしませんでした。こういうのも、居心地良く過ごす一つの方法ではないでしょうか。
    ・わたしは、ひとりめの友だちを見つけたのでした。つまり、わたしはほんとうの意味で、生き始めたのでした。
    ・居心地の良い場所を見つけて、焚き火をおこし、クレープも焼きました。3人は焼けるはしから、次々と平らげていきました(これこそクレープの唯一の正しい食べ方なのです)。
    ・初恋と最後の濃いのちがいをご存じ?初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後の恋はこれこそ初恋だと思うもの・・・なのよ。

  • 日経WOMANで紹介されていて興味を持ち、図書館にて借りました。
    大好きなムーミン。

    色んな作品からの引用とイラストが入り、名言主も様々。
    スナフキンあり、ムーミントロールあり、パパさんママさんあり。

    電車の中で読んでいたらふと、泣きたくなる時もありました(笑)
    くすっと笑ってしまうことも・・・。
    一番の衝撃はこれ!

    「ものなんて、心配と荷物をふやすだけ。第一に気が重くなるでしょ。それに、旅行かばん。持ち歩くのは、まっぴら!」

    ・・・そうですよね(苦笑)

    ムーモン谷のように肩の力を抜いて、今日も頑張ろっと!

    「パンケーキにジャムをのせて食べるひとが、そんなに危険人物であるわけがありません。」

    たまに滅茶苦茶甘党の悪党もあるけどね(笑)

  • 【最終レビュー】

    『「なにもかも、いつもとおなじでなくてはならない」 なんてことは、「ないのですものね?」』(ムーミンママ ムーミン谷の夏祭りより)

    『知りすぎてるから、「知りたくないってこと」なのよ』(ミイ ムーミンパパ海へ行くより)

    『「空想するわ、思いつくわ」そのうえ、「ありとあらゆることがら」を、「てあたりしだいに信じ込んでしまう」 【自分で考えるということ】を【やらないんじゃよ。おのずと判断も、狂っておる】』(じゃこうねずみ ムーミントロールと彗星より)

    『「ワクワクすること」って、「こわいのがすぎて、やっと、おもしろくなったころ」に、[いつも、終わってしまう]』(ムーミン ムーミン谷の冬より)

    『自分が、「森を、海を、雨を、風を、お日さまの光を、草たちを、苔たちを」、[どれだけ深く愛していること]か、思いをめぐらせ、[みんな、なくなったら、ぼく、とても生きてはいけない]と考えていました』(ムーミン ムーミントロールと彗星より)

    『「まるっきり、未知で、不安なことだらけの世界」で、[ひとつでも、よく知っているものが、ほっとするものがある]のは、[ほんとうに、うれしいことでした]』(ムーミン  ムーミン谷の冬より)

    『(ムーミンパパと、ムーミンママは)「自分の世界を、しっかり、保っていました」「相手のために、何かをしてあげることはなく、分かり合おうとしなければ、気に入られようともしませんでした」 こういうのも、[居心地よく、一緒に過ごす、一つの方法]ではないでしょうか』(ムーミンパパ海へ行くより)

    『ひとは、当惑したり、悲しかったりすると、「何とか自分を納得させたく」て、後になって、「何だかんだといいだすもの」なのです』(ムーミン谷の仲間たちより)

    普段何気なく生活していく中で、アニメとは言っても、日常につながるテーマは必ずメッセージとして、時代を越えて伝わってくるものがある。

    このことを、この著書を通じて改めて認識し直したといっても過言ではないですし、自身、今、こうしてまとめていきながら、フッとありのままに感じ取っていました。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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