ミッキーマウスの大冒険

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 19
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062093552

感想・レビュー・書評

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  • 初期の頃のアニメのような作品。

    失敗ばかりのミッキーのお話。

  • クラッシックなミッキーのイラストがとてもかわいい本です。

  • ミッキー・マウスは1928年11月18日ニューヨーク生まれですから、本当は今日で81歳だけれど、しかしまあ、なぜか彼はいつまでも年をとりません。

    幼少のみぎり、私の身の周りはウォルト・ディズニーが創造したマンガやアニメの主人公たちで満ち溢れていました。

    布団カバーはダンボのものと101匹わんちゃんの二種類、枕はもちろんミッキー、レインコートは白雪姫、傘はティンカーベル、靴下はミッキーもドナルドも、パンツは熊のプーさんとか、そして、熱心に模写した成果で、まったく自由にほとんどのキャラクターが描けるまでになったり、よくもまあ恥ずかしくもなくディズニーだらけに熱狂していたものです。

    正確には、ウォルト・ディズニーが創造したではなく、彼がプロデュースして大勢の人たちが共同制作した、という方が正しいのですが、実際に子供たちの前で、自分が作り出したはずの人気者のミッキー・マウスを、ちゃんと描けず大恥をかいたといいます。
    思いついて稚拙な造形物を描いた後は、優秀なスタッフが洗練された線で描き直して完成させたという訳です。

    こう書いたからといって彼の不名誉にはならず、そして、さらに、誰もが知っている童話や名作古典を、今風に子供向けにアレンジして取り込んで、自家薬籠中の物にする手腕などは、まさに詐欺師ペテン師掠奪者に相応しいアメリカン・ドリームを実現した偉人として末代までもほめたたえられて然るべきだと思います。

    いけません、また筆が滑った転んだでさあ大変、あんなに好きだったディズニーの世界を愚弄するなんて何ということでしょう。

    でも、純真無垢の時代に好きだったものの本質が見えるようになって、化けの皮が剥がれて、嫌悪に変わるなんてことは仕方のないことだと思います。

    ただ、身についたディズニー癖は、20年近く経ってもそう簡単にスパッとやめられるものではなく、誘われてディズニーランドに行くとなった日には断る訳にもいかず、とても複雑な思いで見かけは誰よりもすごく楽しそうにして装っております。

    ひとつ忘れてはいけないことは、童話や昔話、ことに世界の名作古典といわれるものは、子供向けだろうとなかろうと、否、子供向けであるからこそ、本来、うらみや呪いや恐怖に満ちていて毒があり、王様だからといって無闇に人を殺し、虐げられたからといって復讐の殺人鬼と化すという民衆のカタルシスの伝承表現型式なのに、それを衛生無害な、何とかかんとかになったとさ、ああ、めでたしめでたし、という風な愚にもつかない絵空事に堕落させた張本人が、ウォルト・ディズニーだということです。

    しかも、従来、絵本などを媒介に、自分の豊かな無限の想像力の中で遊ぶのが子供もしくはファンタジー愛好者だったはずなのに、悲しいかな現代の貧困なる想像力の持ち主である私達は、わざわざお金を払って遠方から単に絵本そっくりのだらしない造形物を、見たり乗ったりしに行くのですから、まんまとウォルト・ディズニーの興行の術中にはまっているというわけです。

    とはいっても、恥ずかしながら、あいかわらず私の周りには大中小のミッキーが10人もいますし、11月20日のミッキーと嵐のスペシャルライブには、500万分の1に選ばれてしまって、のこのこ会いに行くという矛盾を生きています。

  • ミッキーが色んなお仕事に就く話がいくつか収録されています。ミッキーのドジっぷりがなんとも…(^^;逆に感心しちゃいます(苦笑

  • 2005.2.1

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著者プロフィール

1951年東京都に生まれる。編集者の父より多くの児童書をあたえられて育つ。ドイツ文学に傾倒し、上智大学独文科に入学。結婚して渡仏、パリ第3大学に学ぶ。帰国後、子どもの本を書きはじめ、1989年、『のぞみとぞぞみちゃん』で日本児童文学者協会新人賞を受賞。以来、創作とともに英・仏の児童書の翻訳も多い。著書に『ココの森と夢のおはなし』『リンデ』など。

「2013年 『ネコをひろった リーナと ひろわなかった わたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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