月神の統べる森で

著者 :
制作 : 東 逸子 
  • 講談社
3.95
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本棚登録 : 674
レビュー : 105
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062094481

作品紹介・あらすじ

はるか太古の昔。山も、川も、木々も、獣も…みな、心をもった存在だった。人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。ある時、海からきたヒメカの民は、土地をかこってクニとし、敵意をむき出してムラに襲いかかった。そして、ムラの若き長アテルイと、美貌の巫者シクイルケは、流亡の旅の途中、翡翠色の目をもつ少年ポイシュマと運命的な出会いをするのだった…。かつて語られることがなかった神秘の縄文時代に光をあて、人々の愛と闘争を描く、たつみやファンタジー待望の新作。

感想・レビュー・書評

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  • これは珍しい縄文時代が舞台の児童書ファンタジー。期待以上に良かったです。縄文から弥生への過渡期、自然を敬い神の恩恵を受け生きるムラの人々と、自然を征服して戦うクニの人々との価値観の違い・軋轢を描きます。食物連鎖での自然との関わり方、相手を信じる心、疑う心、無償の愛、とても大事な事が書かれてます。挿絵も芸大卒の方だそうで美しくて好み。これからムラとクニとはどのように接していく事になるのでしょうか。続巻が気になります。

    ところで、たつみや章=秋月こお さん、だそうですね。知人に教えてもらいました。

  • 子供が学校の図書室から借りてきた本だったが、ちらっと読んだら面白そうだったので図書館で借りてきて読んだ。

    縄文~弥生あたりの時代設定で、自然に感謝し共存するというところが感慨深かった。続きもあるのでまた借りてきて読もうと思う。
    表紙も挿絵も内容と合っていてとても素敵なところも良い。

  • 人間は、自然界の中のただの一部であることを思い知らされる。経済的観念ばかりに走っている現代の人間のありようは、どうしたらいのだろう。

  • 小学生の時に図書室の先生に薦められて読んだところ、
    見事にとりこになりました。神様と人間の在り方みたいなものが、小学生の自分にも分かって、今読んでもすごく綺麗な作品だなと思います。

  • はるか太古の昔。
    山も、川も、木々も、獣も…みな、心を持った存在だった。
    人もまた、月神の統べる森の恵みを受け取って生きていた。

  • 図書館の児童書のコーナーで何気なく目に入った背表紙に惹かれて借りてみた1冊。
    舞台は、縄文から弥生へと移り変わろうとする古代日本。
    命は神々からの文字通り賜物であり、
    それらへの感謝を捧げ、祈って暮らす人々が暮らすムラ。
    そこへ、己の存在がまるで神そのものでもあるかのように傍若無人に振る舞う、クニに住む人々がやってきて、豊かな自然を踏みにじる。
    クニに住まう人々の姿は、現代に暮らす私たちの姿にそのまま重なるようで、胸が痛む。
    主人公のポイシュマは、勇気のある男の子。
    無知ゆえの浅はかさもあるけれど、それだけにこれからどう成長するのか楽しみでもある。

    児童書ではあるものの、大人も読むべきだと思う。
    東逸子さんの美麗な扉絵・挿絵も一見の価値あり。

  • アテルイとシクイルケ。二人の絆が素晴らしい。縄文時代って、ほとんどイメージがなかったけれどあとがきを読んで、なるほどと思った。

  • いいファンタジーだった!
    やっぱり縄文対弥生、縄文=月、なんだなぁ。

    縄文/月/弥生/カムイ

  • 縄文時代のファンタジー。第1巻。

  • 本当に始まりの1冊。
    続巻を読んでみないと評価はしにくい。

    名著のような紹介が多かったので、「守り人」シリーズのような感動を期待していたんだけどなあ。
    期待しすぎていただけあって、さほどではなかった。
    どうも文章が単調というか、引き込む感じが薄い。
    縄文と弥生という二つの世界を、月や太陽、カムイなどの神々や自然界に託して描いていくという物語自体は興味深い。今後の展開次第という所なのかな。

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