河合隼雄を読む

  • 講談社 (1998年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784062095280

みんなの感想まとめ

多様な視点から著者の作品を再評価する書評集は、著名人たちによる深い洞察が詰まっています。1998年に発行された本書では、河合隼雄の著作を読み解くために、筒井康隆や村上龍など、名だたる30人の著名人が寄...

感想・レビュー・書評

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  • 1997までの河合さんの著作30冊の感想が、有名作家などによって解説されています。
    一番印象に残ったのは、最近97歳で亡くなった兄の河合雅雄さんの文章でした。
    雅雄さんが任された「物語とふしぎ」という頁は、視点が終始、弟である河合隼雄さんとご自身の思い出話になっています。

    以下、他に印象に残ったところ

    子どもの本を読む の解説部分
    ・河合さんが子供の本に論じるようになったきっかけは「ゲド戦記」からとある
    私:これは初見、河合さんが絵本に興味をもったのは奥様の影響という記事がどっかにあった、もしかしたら奥さんが「ゲド戦記」を推したのかも?

    生と死の接点 柳田邦男さんの書評
    ・死後の生命という視点から現世の生を照らし出すことによって、より意義のある生の把握が可能となる
    ・たとえ(80歳に至らずに)若くして死んだとしても、全体性を全うすることは可能と考えられる
    私:この「子供のうちに死んでしまっても、80歳で死んでも同じ」みたいな表現、「ユング心理学と仏教」など河合さんの他の本にも散見する。これが納得できない、ストンとこない。私のここ5年ぐらいの懸案になっている。

    イメージの心理学 横尾忠則さんの書評
    ・ある宗教をほんとうにわかるためには、自身の身体を用いねばならないことを、よく知っておくべきである。
    ・「その日暮らし」をイメージするのが肉体の究極ではないか
    ・死後生命をイメージすることは理性を強化させることにもなる。
    ・すべてのイメージは欲がつきまとう。したがって必ずきちんと肉体を行使する必要がある。これが理性ではないか。
    私:柳田邦男さんの書評と酷似、というか、私がこうゆう言葉に関心があるんだろうと思う。

    「臨床教育学入門は」の解説部分
    河合さん自身がかかわった学部創設の意義を鼓舞する本
    私:一度読んでみたい、河合さんが目指した1997年以降の道筋が読めるかも?

    以上 2021.8.22

    • 下山はじむさん
      コメントありがとうございます。
      柳田邦男さんの文の中での「子供のうちに死んでしまっても、80歳で死んでも同じ」ということに関してのコメントか...
      コメントありがとうございます。
      柳田邦男さんの文の中での「子供のうちに死んでしまっても、80歳で死んでも同じ」ということに関してのコメントかと思います。
      この文章を言葉通りに受けとることは、親として絶対にできません。そこのところが、私にはひっかかるんです。いくら、その事実を全体性という切り口でみれば「ほらね」なんて言われても納得できるものではありません。
      物事は多面的に考えないといけないという話がありますが、人は同時に多面的には考えられません。優先される切り口でしか見れないんです。そうなると、5歳で死んでしまった子は、やはりかわいそうで、全体性を全うしたとは言えないのでは?。この二律背反を一つにする理論が私は欲しいので(時々思いついたように)悩んでいます。たぶん、その子の立場にだけ立って考えたら?という条件付きならば、中心が移動しないので解決できるのかもしれないと最近思うようになりました。
      2024/08/06
  • 積ん読本を読破中。なぜ買ったのか忘れたが、当時は著者の本を好んで読んでいたから買ったのか。1998年発行。改めて、この時代の息吹を感じる書評集。著者の書評を著者が選んだ人に書いてもらう連作集。その著書から連想されること、著書とは関係なく、著者との人となり交流を書き連ねる人。色々な個性が集まり、それがまた著者を表す本だと思った。

  • 36164

  • 河合隼雄の著書30冊の著名人30人による書評集。1998年

    ちなみに
    筒井康隆、村上陽一郎、白洲正子、柳田邦男、安野光雅、横尾忠則、養老孟司、萩尾望都、河合雅雄(兄)、村上龍・・・そうそうたる人々が依頼され、河合隼雄の著書を読み書評を書いている。豪華である。

    本人が最初に感謝を述べている。

    例えば、筒井康隆「はじめて『ユングの世界』がわかった」・・・「ユング心理学入門」

    さてこれから何を読んで行こうかな。

  • 逗子図書館にあり

  • 2年前の7月19日に亡くなったのもほとんど忘れていました。私って何て薄情な女なのでしょう。少し見渡せば30冊近くの著作が本棚にありますから、彼から学んだユング心理学そのもの、およびその視点から見た日本文化論など様々な分析は、少なくないどころか相当恩恵を授かっているはずなのに、この体たらくはどうしたことでしょう。

  • 河合隼雄の本をいろんな分野の著名人がレビューしてる本。ユングなんてアレじゃん?と思ってる人も考え方が変わるかも

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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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