エッフェル塔の黒猫

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 21
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062096607

作品紹介・あらすじ

奇行と異端の作曲家サティ、世紀末パリの恋。

感想・レビュー・書評

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  • 気がつけば夢中で読んでいた
    街並みの美しい風景が想像できて気持ちがよかった

  • この主人公のエリックって、、、エリック・サティのことか!!
    エリックはごく平凡な人という印象。
    名声を得たのにあくまで平凡を望んだ人。
    んん!?、やっぱり非凡なひとだなぁ。
    始めは、な〜な〜に読んでてサラッと終わるんだろうなぁと思ってたら、何気に教えが詰まってたりした。

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    「似たり寄ったり」=対立する二つの概念の間に”橋を書ける”(ほんの僅かな共通項を探し橋渡し)
    ⇒両者の間に交通が始まり対立点は希薄になる

    芸術=様々なイメージ 切断と放出 そして定着(音符、絵の具)
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    なにげに、作者は「千の風になって」を訳詩、作曲した新井満です。。。

  • ●エリック・サティの若き日を描いた短編集。
    「オンフルールの少年」「エッフェル塔の黒猫」「モンマルトルの薔薇と憂鬱」の三部からなる。
    サティは繊細で奇矯な人物として描かれ、しばしば妄想に取り付かれる。
    黒い山高帽をかぶり、黒いズボンに黒い上着に、黒猫の柄のついた傘を持ってあるく、モンマルトルの黒猫紳士。または貧乏氏。
    実際、サティは貧乏だ。
    酒場でピアノを弾き、極少数の人間にしか理解されない音楽を作り、わずかな金は酒に消える。
    ただ友達は多い。貧乏詩人パトリス、その妹のルミヤ、画家兼評論家のユトリロ、その他多くの画家。画家兼モデルのシュザンヌ。美しいシュザンヌ。・・・

    ●・・・間違いなく好き嫌いがわかれる小説。
    その意味で☆ひとつ。
    「エッフェル塔」と「モンマルトル」には、19世紀末のパリの、軽い、ちょっとイカれた感が漂っていて、ふわふわした雰囲気がよく描かれている。
    こう言う文章に、気分よく乗れるかどうかがポイントなので、そのつもりでどうぞ。

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著者プロフィール

1946年、新潟県生まれ。上智大学法学部卒業。電通入社後、音楽・映像プロデューサーとして活躍。1987年『ヴェクサシオン』で第9回野間文芸新人賞、1988年「尋ね人の時間」で第99回芥川賞受賞。作家活動以外に、作詞・作曲家、写真家、環境ビデオのプロデューサーとしても活躍中。

「2015年 『生きている。ただそれだけで、ありがたい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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