M1(エム・ワン)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 318
感想 : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062096850

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  • 架空通貨だった。

  • 元商社マン(企業の調査役)の学校の先生が生徒の父の会社の倒産にほんろうされる話。お金が人の人生を買える怖さ。

  • いつもの爽快感はあまりなかった。

  • M1(エム・ワン)

  • 池井戸潤のデビュー第二作。地方の閉鎖された町に独自の紙幣が流通しているという設定。その謎を解き明かしていくお得意の金融小説。文庫本では、「架空通貨」に改題されて発売されたが、今でも色あせることはない。

  • 元商社マンの高校教師と女子高生。美人のやり手経営コンサルタント。
    女子高生の父親が経営する工場が不渡りを出したことから物語が始まる。
    マネーロンダリング、私募債、そして架空通貨の田神札。
    池井戸 潤 得意の金融ネタが物語を進める。

    一企業が発行した紙券が架空通貨として流通する異常な街、田神町。
    しかしそれは金本位制を崩壊させた一国家の発行券が流通する現実世界と変わりない。
    通貨は、等価交換できるから価値がある。
    この未来の信用がなくなれば、すべての通貨は紙くずと化す。

    硬貨に裏表があるように、金にも常に裏の働きがある。裏の働きとは、
    金を持つ者の心を支配するという働きだ。金の裏と表は、夢と絶望という言葉に置き換えてもよい。
    金策に人生を縛られ、翻弄される人たち。

    池井戸 潤の江戸川乱歩賞 受賞後の第一作となる。半沢直樹、下町ロケット以前、2000年の発表作。

  • 池井戸潤得意の金融サスペンス。舞台はちょっと大がかりで一つの街まるごと。社債、特に私募債の仕組みがらみで、割と詳細な金融取引の手続き、それと海外の企業も絡んだマネーロンダリングに乗っかったストーリーだから、ややその辺はくどさというか、少々マニアックに寄りすぎかもという気もしないでもない。ストーリーそのものだから、端折りようもないところだが。六法全書の引用など苦心の跡も見られる。あとは、登場人物の人間相関図というか、その辺の普通の小説的な部分だが、うーん、正直ちょっとその、マニアックな部分がやや読み手にとっては重たく感じられる部分、入り込みにくい、という気にさせられた。キーパーソンの加藤祥子など、なかなか魅力的なキャラに書かれてるとは思うのだが。あえて言えば、ちょっとけちをつけることになるが、まず主人公の辛島が、学校の先生という設定、元凄腕金融マンなのに、っていうのがなんだかなじまないというか。それから、準主役の女子高生、黒島麻紀が、ちょっと女子高生らしく感じられないというか。他の池井戸作品に登場する大人の女性キャラを無理に高校生の型にはめているというか。
    全体的にはスリリングで、ハラハラドキドキ、次の展開は?おーなるほど、とページをめくらせ続ける、池井戸潤らしいうまさを楽しめる作品で、面白かった。

  • 期待して読み始めたのに・・・

  • 一つの会社の経済に依存している街。
    経営者一人のお金に対する考え方が街全体を破壊してしまう。おそろしい。

  • 後に「架空通貨」と改題。元商社マンの辛島が教え子の会社の危機に立ち向かう。帝国インフォスまたも登場。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、11年『下町ロケット』で直木賞、20年、野間出版文化賞を受賞。ドラマ化された「半沢直樹」シリーズ、「花咲舞」シリーズなどで人気を博す。著書に『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『民王』『ようこそ、わが家へ』『アキラとあきら』『ノーサイド・ゲーム』など多数。

「2021年 『民王 シベリアの陰謀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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