二人のガスコン〈上〉

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 82
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062096959

感想・レビュー・書評

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  • マスケティアーズがマイブームなので勢いに乗って。佐藤さんの丁寧な背景描写で史実を整理しながら進む。ひとりめのガスコンがダルなのは予想がついてたけど、二人目はすごく意外。名前しか知らなかった(名前はすごく有名だもの)あの人とは。
    上巻ラストのトレヴィル隊長の章が、大好きな隊長そのもので、その境遇と気概に涙した。
    これから話がどう進むのか楽しみ。

  • 17世紀のフランス。ダルタニャンとシラノが宰相マザランの密命を受ける。

    シラノは架空の人物だと思ってました。三銃士を下敷きにしているので、読みやすくおもしろい。

  • あの三銃士とシラノ・ド・ベルジュラックを共演させるという心躍るアイディアだが、作者の意気込みが空回りしたのか、他フランス物ほどの出来映えではない。
    発想は素晴らしいので、いずれ再チャレンジしてほしいと思う作品。

  • 2010.09.19

  • ●フランスを舞台にしたムチャな冒険歴史小説作家佐藤賢一氏が本領発揮したこの小説、主人公にダルタニャンとシラノ・ド・ベルジュラックを迎え、二人がルイ14世の宰相マザランの密偵となってある女性にまつわる陰謀を探ると言うお話。
    うおうテンション上がるぜ! 

    ●ダルタニャンと言えば『三銃士(子供版)』の主人公にも関わらず、アンタそもそも銃士やないやん、と幼心にツッコンだ記憶が今も鮮明に残っております! ・・・じゃなくて。
    『二人のガスコン』におけるダルタニャンは30才あまり。
    まあ、あの無鉄砲君がこんなにしっかりしたのねー、と昔『三銃士(子供版)』を読んだ手合いにはきわめて感慨深いものがありますです!(←だから作者違うって。)
    一言で解説すれば、ダルダニャンがアトス化した(笑)
     苦みばしった大人ってんですか? 苦労してるカンジがなんともはや・・・。
    それまでの佐藤賢一作品は、とかく若さに溢れた破格破天荒な無頼漢が主人公になることが多かったのですが、本作ではダルタニャンを主役に据えることで、かつての野心家の若者が分別盛りの大人となり、理想と現実の狭間で辛い選択をしばしば行わねばならないと言う、苦渋に満ちた姿を描いています。
    人間、いつまでも無邪気ではおられんのだよ・・・(涙)

    ●しかし、このダルタニャンと来たら、またしても女で失敗するんだなコレが(笑)
    まったこのヒロインが、めちゃくちゃ嫌な女ー!(←佐藤作品はけっこうヤな女が多いと思う。昔、女でイタイ目にあったことがあるんだろうか、とつい下種の勘繰りをするくらい。)
    お話自体は相変わらず波乱万丈の面白さ。
    有名な鉄仮面ネタも使ってるよ! だからって、期待した人がでるとは限らないけどね・・・ワシ、ちょっと期待しながら読んだんだよね・・・。
    その意味で、映画『仮面の男』ファンは、読んだらかたすかしくらうかも。
    その意味で、子供の頃『三銃士』を見たり読んだりしてテンション上がった人と言うより、普通に冒険活劇が好きな人向けで賞。

  • 最高

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著者プロフィール

1968年、山形県鶴岡市生まれ。山形大学教育学部を卒業後、東北大学大学院文学研究科で西洋史学を専攻。1993年「ジャガーになった男」(集英社)で第6回小説すばる新人賞、99年『王妃の離婚』(集英社)で第121回直木賞を受賞。2014年『小説フランス革命』(全12巻、集英社)で第68回毎日出版文化賞特別賞、20年『ナポレオン』(全3巻、集英社)で第24回司馬遼太郎賞を受賞。

「2022年 『シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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