少年リンチ殺人―「ムカつくから、やっただけ」

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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062097925

感想・レビュー・書評

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  • 読んでおいて損はない

  • 文章を読み、場面が頭に浮かんで気分が悪くなるーこの本で明らかにされたこの事件の流れの復元は、まさにそうだった。そしてこれは、実際に起きた事件なのだ。

    少年法による非行少年の保護と更正にどれほど内実がともなっているのか。
    現在(2014)とは状況が違うだろうが、民事法廷での加害少年の証言を読むとそう考えずにはいられない。

    守ることは大切だと思う。しかし、本書にもあるが、自分が犯したことに対しての認識がなければ、更正というものは上っ面だけになってしまうのではないか。

  • 今まで想像もできなかった少年法による理不尽な取り扱われかた、司法上も、社会上もそしてそれに加担するメディアの姿勢もが、少年犯罪被害者家族を苦しめている。そして、著者自身もその一人。日垣氏がこの本を書く切っ掛けになった、宮田さん一家の事件後の生活を十分に想像させる内容だった。個人的にも少年法には問題あると考えていたし、今回のこの本は少年犯罪被害者家族の苦しみを通してそれを伝えてくれていた。ただ、一方で少年犯罪に関わる司法の側、犯罪加害者の側の視点の本も探して読んでみたくなった。

  • 丹念に取材を重ねたルポ。暴発型の犯罪に巻き込まれた子。被害者には必然性がなく、加害者には必然性がある。遺族の悲しみは深く長く続く中、加害者たちは普通の生活を送っている。犯した罪はまるで忘れたように。

  • バカ子ども、バカ親、バカ教師、バカ弁護士。読んでてホントに気分が悪くなります。子どもを殺される事になるカードをそろわないようにするにはどうしたら良いのか。

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著者プロフィール

1958年、長野県に生まれる。東北大学法学部卒業後、販売、配送、書籍の編集、コピーライターを経て87年より作家・ジャーナリスト。著書には、『そして殺人者は野に放たれる』(新潮文庫、新潮ドキュメント賞受賞)、『世間のウソ』(新潮新書)、『ラクをしないと成果は出ない』(だいわ文庫)、『情報への作法』(講談社+α文庫)など多数。

「2011年 『つながる読書術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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