- Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062098496
作品紹介・あらすじ
宿敵・坂上田村麻呂ひきいる朝廷軍の逆襲に、命を捨てて蝦夷の未来を救った阿弖流為。空前のスケールで描く歴史冒険巨編。
感想・レビュー・書評
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2021/5/20
今更ながら読み終えました。
小野さん、田澤さん、天晴れです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
征夷大将軍という言葉の意味は知っていたが、それをなんということはなく、しかも誇らしげに(郷土に建つ神宮の起源)使っていた自分を殴ってやりたい。
大和朝廷に服さず、独自の文化圏を築き暮らしていた人々の歴史をもっと知りたいと思う。
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むせび泣いた・・・。
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蝦夷に対するイメージが大きく変わった一冊。なんといっても登場する男たちがかっこいい!
日本人としての概念がまだなかった時代。この島には、たしかに侮蔑する者される者、そして反発と対立の歴史があったのだろうな。
男たちが戦うのは民草と子供たちのため。それが揺らぐべきでない正しさなんだろう。 -
はまりました!!
熱い!熱い!
心が熱くなり、ちょっと熱い涙がにじみ出る。
これは、名作です!
蝦夷(えみし)の志と姿勢が素晴らしい!!
歴史小説としても面白いですし、策士の戦略も面白いし
大将のアテルイをはじめ、格好いい武者魂に感動です。
とても素晴らしいものに出会えました。
ありがとうございます。 -
下巻も圧巻。こう云う面白い話には必ず主人公を上回るくらい魅力的な相手役が登場するんだけど、この話ではそれは坂上田村麻呂。初の征夷大将軍となる坂上田村麻呂だが、武人として優れているだけでなく人間としての魅力がてんこ盛り。
京(この頃は長岡京)での再会から始まり、征東将軍・大伴弟麻呂が途中から副将軍坂上田村麻呂を更迭して10万の軍勢で敗れた衣川の戦い、初めてのそして最後の本格的な坂上田村麻呂との決戦の胆沢の柵の戦いを経て、遂に阿弖流為軍以外の蝦夷に対する和議を就実させ、そしてそして・・・
ページ数は多くて、しっかり読まないとなかなか付いていけませんが、素晴らしい話でした。 -
蝦夷の実力を知る坂上田村麻呂は蝦夷群の懐柔と切り崩しを始める.阿弖流為たちとの交流も描かれる.阿弖流為は最後までかっこ良すぎる.
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古代蝦夷の英雄、阿弖流為たちの活躍を描く。
上下巻に亘る大作だが、最初から最後まで面白かった。数では圧倒的に朝廷側に劣るものの、見事な戦法で勝利をもぎ取る阿弖流為たちがとにかくカッコ良く、読んでいて爽快。歴史上、最終的には朝廷側の坂上田村麻呂と戦って敗れるのはわかっており、最後はどうやって締めくくるのかと思いながら読み進めていたが、これほどカッコイイ敗れ方をされるとは。最後の戦いと阿弖流為が決したところから、涙無くしては読めなかった。敵側の田村麻呂も天晴れ。
著者プロフィール
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