半パン・デイズ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 126
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062098977

感想・レビュー・書評

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  • 重松清ワールドを堪能した。小学生が主人公。昔感じた気持ちを思い出して心がムズムズするような描写がとてもうまい。話自体は断片的だけれど、ヨッさんとのライバル関係など話を通してよく描けていた。

  • 幼稚園の卒業を期に住み慣れた東京から地方の海の見える町へ引っ越した少年の小学校6年間を綴った物語。

    6篇の短編で各学年での主人公の少年の日常が語られます。
    クラス対抗で勝利を目指した放課後野球、地域のサッカーチーム、養護学校へ転校していく知能障害のある同級生、初めて好きになった女の子のこと、最初は付き合うのが面倒だと思っていた奴がいつの間にか親友になっていたこと。

    小学生の日常がとてもリアルで丁寧に描かれていて、あぁこんなようなことあったなぁ、と懐かしく読みました。
    重松作品を読むといつも思うのですが、本当にこどもの描写が瑞々しくリアルでそして愛情いっぱいの視点で描かれています。
    こどもを持つ大人が読めば我が子の心に寄り添いやすくなるかもしれないし、現役小学生が読めば今思い悩んでいる悩みの種に何かしら突破口を見出すきっかけになるかもしれない。

    1篇毎にどんどん月日が進んでゆくのでお話としてのテンポも良くとても読みやすかったです。
    冬休みの読書にお薦めです。

  • 小学5年生と同じく、大人が懐かしがる本かも、と思った。

  • 子どもの頃のことを少し思いだそうとしてよくわからなくなった。
    こんなにいろいろ考えてたっけ?
    大きくなるとよくわかんなくなるものです。

  • 重松清さんの半パン・デイズ


    題名だけ聞くと何の作品なんだ?なんて思ってしまうような感じなんですが・・・


    私はここ最近読んだ本の中で一番胸動かされ、感動した作品でした。
    本当にこの作品に出会えてよかったと思います。


    内容は少年の幼稚園時代から小学校卒業までを描いた作品になります。
    引っ越し、友情、両親や親戚との付き合い、裏切り、先生との付き合い、恋愛、自分との葛藤等々誰もが一度は体験する始めての出来事や感情がぎっしりと詰まった一冊でした。


    何度も書いている事なんですが、重松さんは少年なのか?と思えるくらい私たち大人が既に忘れてしまった思い出や感情一つ一つ鮮明に言葉にしているのが不思議でなりませんでした。



    読みながらも、自分の幼かった時の思い出がどんどん蘇ってきて、それは既に忘れてしまった事ばかりでとても新鮮でした。そして、子供って色々大変な年頃なんだな。ってつくづく思います。今となれば幼かったときの記憶からどんどん遠ざかってしまったが為に、子供はたくさん寝て、早く家に帰れるし、夏休みや冬休みもあるし、楽しそうだよなぁなんて思ってしまいますがとんでもない!



    これを読んだら子供がどれだけいろんなことを考えて日々暮らしているかが良く分かります。っていうか、思い出します。



    久々に本を読んで心の底から感情をえぐられました。
    子供だけじゃなくて、たくさんの人に読んでもらいたいと思える作品でした。



    あぁ。素晴らしかった・・・・。

  • 田舎に引っ越してきた少年の小学校生活を学年を追いながら描いた本。
    なんか小学校の頃こういうふうに思ってたなぁとか東京から引っ越してきた主人公だから溶け込む感じとか、スポーツに燃える感じとか本当「むかし」って感じで癒された。
    吉野君っていう親友の話も良かったなー。
    今後どういう大人になっていくのかな。そう思わせる、ほんわりしたものが残る一冊でした。

  • 【ナイフ】【エイジ】に続く少年の物語。
    読むとすごく懐かしい気持ちになるんだよね。
    少年の物語だから男性の方が気持ちがわかって
    余計に懐かしく思うんじゃないんだろうか?

    主人公ヒロシの成長に感動できる物語です!!

  • 子ども時代の見栄やズルさやジレンマを思い出した。
    狭い世界しか知らなくて必死だった、
    でも世界は広くて可能性を信じてた。

    重松清は「子ども」を主役にした話がいい。
    …主人公とヨッさんの距離感もいい。

  • 2007.5.16

  • 東京から大人の事情で父親の生まれ故郷である田舎に引っ越してきた少年。小学1年から6年までの成長期。色々な少年がいて、いじめっ子がいたりガキ大将がいたり、タイプの違う子がいたり苦手な子がいたり、、、そんな中で子供は成長していく。懐かしい一昔前のお話は読んでいてやっぱり清々しい。

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著者プロフィール

1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、執筆活動に入る。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年に『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。小説作品に『流星ワゴン』『愛妻日記』『カシオペアの丘で』『赤ヘル1975』など多数。

「2022年 『旧友再会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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