どんどん橋、落ちた

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 337
感想 : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062099035

感想・レビュー・書評

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  • なんでもアリ、という意味で面白かった。
    伊園家の崩壊は開始数ページであの一家のパロディやんとわかった瞬間に、表題の注釈を見返して笑った。内容は暗いんだけど。
    本の感想とはずれるけど、この作品集自体もう20年以上前に書かれたものなのに、伊園家のネタが未だにわかるの、元ネタ作品すごすぎるなあと思った。
    どんどん橋もぼうぼう森も、解答編を見て作中の綾辻と同じくえー?!と思ったけど、これはこれで面白いかもしれない。

  • 図書館で借りた作品。犯人当てばかりの短編集。こんなんアリか!?と始めは思いましたが、こういう騙しでくるんだな、と警戒しながら読み、なんとか一つ分かりました。
    インパクトが大きいのは「伊園家の崩壊」あのサザエさん一家がとんでもないことになってしまいます(笑)

  • 「うわあー!」って言いたくなるトリックの数々。
    小説形式ミステリ

  • 大みそかの夜、締め切りに追われる『綾辻』の元を、一人の青年が訪ねてくる。見覚えはあるのに全く思いだせない・・・訝しむ綾辻に、彼は自作のミステリー小説を差し出した。
    不思議な来訪者からの挑戦状で始まる、犯人当ての連続短編ミステリー。

    本格ミステリーとしてあくまでフェアにと謳っているだけあって、犯人当てはさほど難しくはない。ただ、正体を当てるのは、いささか骨が折れる。もっとも著者も、ルールを逆手に取り策を弄してくるわけだから、当然とも言えるのだろうが。
    この手の作品の難点は、当ててやろうと躍起になり、細部ばかりに目が行って作品全体としての面白味を逃してしまうこと。確かにこれも物語としての楽しみはほぼ諦めていたのだが、正にラスト一行でピリッと締めてもらえた気がする。

  • フーダニット(犯人当て)に作者である綾辻行人が挑むというストーリーの短編5編。全ての物語で叙述トリックが使われており騙される。
    叙述トリックは好きだが、なぜかこの本ではしらけてしまった。綾辻氏に問題を持ってくるU君の性格のせいか、問題自体の特殊さのせいか。

  • 2000.01.01

  • 叙述トリックを味わいたくて選んでみました。さすが殺人犯やフェラーリのあたりはうまいですね。館シリーズからするとちょっと違った感じというか力を抜いた感じでしょうか。これはこれで。

  • 新・本格派の旗手、「館シリーズ」の作者、綾辻行人の作品。
    新・本格派らしく、読者に挑戦状をつきつける、犯人当て小説の短編集。

    正直言って、わたしはこの手の小説は苦手です。というのも、ミステリーは読むけど、あくまでも小説として読んでいるから、自分で犯人を当てたりしようとして読んでいないので、こういうのははっきりいって意味がない(笑)。

    でも何故読んでしまうかというと、わたしはこの作家が好きだからです。
    基本的に作者で本を読むタイプの人間のため、ある作者が気に入ると、闇雲にその作品を読みあさるくせがあるのです(だからこそわたしはシリーズ物に弱いのですが)。


    「館シリーズ」で受けたその衝撃が忘れられなくて、この作者の作品はつい読んでしまいます。重厚で古典的ともいえるような舞台。驚愕のトリック。ここまでやるか、とうなってしまいたくなるような凝りに凝った設定。
    読む人を選ぶ小説ではありますが、一度読んで虜になると、もう止められません。シリーズすべてを読み尽くしてしまいます。

    この短編集には、そういった凝った設定は見られませんが、それでもおや、と笑ってしまうような設定の短編が揃っています。
    犯人当てが好きな方、新・本格派の旗手からの挑戦状、受けてみてはいかがでしょうか。

  • 騙しの真骨頂と帯に書いているけれど、どこが面白いのか分からなかった。つまらない。

  • 作者のファンでなければ怒り出す人もいるのでは?などと余計な心配をついしてしまいたくなるような異色の連作短編集。中でも「伊園家の崩壊」のインパクトはかなりのもの。圧倒的とも言える絶望感に思わず絶句してしまいます。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ・ゆきと)
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。’87年9月『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリシーンを牽引する一方、ホラー小説にも意欲的に取り組む。’92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『人間じゃない 〈完全版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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