A2Z

  • 講談社 (2000年1月1日発売)
3.50
  • (45)
  • (75)
  • (148)
  • (13)
  • (5)
本棚登録 : 638
感想 : 70
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062099523

みんなの感想まとめ

テーマは、夫婦の愛とその複雑さを描いた大人の恋愛小説であり、登場人物たちの心の動きが繊細に表現されています。特に、夫婦の間にある深い絆と、互いに恋をし続けることの難しさが印象的です。読者は、主人公たち...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 夏美みたいな女性は好きだ。かっこいいと思う。
    夫婦になってしまった夏美と一浩がお互いに恋をし続けることは難しいのかもしれない。
    夫婦の間にあるものはそれを超えた、自分を自分たらしめているもの、もしくは自分を維持するのに必要なものだという気がする。
    関係が密接過ぎて幻想を抱けない二人なので、恐らく今後も同じようなことは繰り返されていくのだろうなと思う。でも、それでいいのだろう。
    たとえ名前だけでも、秀美が出てきたのが嬉しかった。

    • komoroさん
      初めて山田詠美を読んだのがこの本でした。
      9nanoka さんの好きな作家というのが理由でした。
      それから何冊ものすばらしい山田詠美に巡...
      初めて山田詠美を読んだのがこの本でした。
      9nanoka さんの好きな作家というのが理由でした。
      それから何冊ものすばらしい山田詠美に巡りあえて感謝しています。
      この小説では恋愛は人生に必要なこと、たとえ結婚していても恋愛できないことのほうがつまらないんじゃないかな。
      僕は勉強ができない、は、後から読みましたが何処かで繋がっているって少し嬉しいね。
      2015/01/12
  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/408007

  • 互いの仕事をリスペクトし合いながらもそれぞれ年下の相手とのW不倫。心の隙間に入り込んで、埋まったら満足なのかなぁ。

  • 恋と結婚をうまく表してると思う。面白かった。

  • 2019年3月2日に紹介されました!

  • 何度も何度も読み返す、大切な1冊。

    言葉にできないし、しようとすると
    なんだか違ってしまいそうなので
    心のなかだけに大事に閉まっておく。

    大人になっても歳も取っても、
    きっと読み返す大好きな1冊。

  • 9/13

  • なんという大人な恋愛小説。
    夫婦それぞれに恋人がいて、でも夫(あるいは妻)に相手がいることは面白くなくて、その微妙な心の動きをスタイリッシュな中に繊細な文章で綴られていた。
    ラストシーンの夫の描写はいいね。それに気付く妻ってあたりが、この二人はやっぱりこういう結末なのだと思った。

    エキノックスのエピソードがロマンチック。

  • とても好き

  • 人生のパートナーとは何ぞやを小難しくなく考えさせてくれます。

  • まず、表紙が好き。
    これは凄く大切なことだ。

    お互いに違う恋人を持つ編集者の夫婦の話。
    いや、一般的な夫婦という言葉を使うと
    なんだか、それは違うような気がする。
    二人はずっと恋人みたい。
    お互いの恋人よりもずっとずっと。

    A to Z
    たった、26文字ですべてを表す不思議な言葉。
    そういわれてみれば、ほんとに不思議。
    それがとても素晴らしいことのようにも思えるし、
    とても陳腐なことのようにも思える。

    【しばらく、このままでいたい、と私は思う。
    他人には解らない眼鏡をかけた私たちの目に、
    姿を現したばかりの星空が滲む。
    起きぬけに私が飲むのは、
    カプチーノだということを
    彼が知る日はいつだろう。】

    人はずっと、
    恋を通してしか、
    愛を見れないのかな。

  • たった二十六文字で、関係のすべてを描ける言葉がある

    詠美さんの作品はあんまりたくさんは読んでなくて、でもちょっと苦手かなって思ってました。
    でもこれはなんだかおしゃれで、かっこよくて、気づいたら読み終わってました。
    別に浮気がいいっていうんじゃなくて、夏美さんと一浩さんみたいな夫婦っていいなって。
    夫婦というより戦友?みたいな関係だけど、こういう風に付き合っていける夫婦って素敵。
    あと詠美さんの作品を読むと、恋愛の自由さみたいなものをすごく感じる。
    年齢も身分も、恋の前にはなくなってしまう。
    頭で説明がつかないのが恋なんだよなーって。
    すごく、恋に対して憧れの気持ちが強くなりました。
    でも、浮気は認めてないからね!←

  • 再読。

    たしか発売当初に買って読んで「ん~~。もひとつ。」と放置。
    今回9年ぶり?に読んで「悪くはないけど、もひとつ。」

    ここ数年は山田詠美的な排他感、
    素敵で特別な私達とそれと相容れないつまらない人達、
    という感じがすっかり鼻についてるので
    これもやっぱり。

    しかしやはりこの人の言葉の効用についての感覚というのは好きだ。

    ************
    男の浮気ってのは、男の言い訳用語ではない。
    実はされた女にも必要だったんじゃないのか。
    ことを軽く見せるための方便だったのだ。
    ************

    ああなるほどねえ、と。

    浮気でもビッグ・ミステイクでも貫き通す情念でもない
    カテゴライズ出来ない恋愛の小説。

    バカラのエキノックスってさっぱりしてて好きなデザインなので
    愛用してるのだけど春分、秋分の日の意味だとは知らなんだ。

  • 夫婦の関係なんて人それぞれ。
    自分たちが納得できて、他人に迷惑をかけていなければ、他人から理解されなくても常識から逸れていても良い。
    世間体は適当に誤魔化されるし、慣れた友人には全部話したってOK。

    AからYまでは退屈過ぎて本を投げ出してしまいそうだったけど、Zの展開でスッキリさせてくれるところが山田詠美っぽい。

    夫の浮気。
    夫にとって一番は妻で、あくまで浮気相手は二番目。
    変な風に安心して妻を信頼しているっていうか、この妻がいるから浮気できるって気持ち、なんとなくわかるような気がする。
    文字にすると、なんて自分勝手な男なんだろう。

    激しい葛藤はあえて描かない。
    するりと流されるように生きる。

  • 山田詠美作品の中でも最も好き。人生のベストテンに間違いなくランクイン。夏美は永遠の憧れ。

  • 山田詠美作品を初めて読んだのは中学生のときで…
    正直あまり印象になかったのですが、
    (中学生で「わかった」ら逆に怖い。)

    最近読んだ「A2Z」は一気に読んでしまう程、
    面白かったです。

    年齢の問題かな、とも おもった。笑


    男女間のやりとりが、面白い。


    倫理的には責めたいけど
    なんでだか責められない
    微妙な心の動きに目が離せませんでした。




    直前に読んでいた友人と、大いに盛り上がった一冊。

  • 不倫関係の男女が出てくるのに、やたらとすっきりとさっぱりとしている話。くだけた口調で描かれる、いかにも現代っぽい会話。素直だったり真剣だったりするだけじゃない、ひねくれたり不謹慎にもふざけあったりしながら関わりあう人たち。あけっぴろげで軽々しくて、だけど苦しく切なく交わる気持ち。結構面白かったです。成生くん好き。

  • 誰もが、きっと、そう。
    すべての男と女の物語は、いて欲しい時に、いてくれない、そのことから始まるように、私には思える。
    いて欲しい時にそばにいてやれる。いて欲しい時にそばにいてくれる。そんなシンプルなことが、何故、かなわない夢に終わってしまうのだろう。

    ズシッときた。
    そう、恋愛って、
    会いたい とか 一緒にいたい
    っていう、シンプルな気持ちで成り立っていくんだと思う。
    なのに、その中に、
    嫉妬や疑惑を盛り込んでしまうから、
    恋愛って複雑で、難しいものになっちゃうんだろうな。
    まぁそれが、恋のスパイスにもなるわけだけど。。

    でもこの本を読んで思ったのは、
    結局のところ自由でいられるのは帰るところがあるから、
    自分を丸ごと受け入れてくれる場所があるからなんじゃないかなーと思ってしまった。

    女の子は特にそうかも。
    自由に振舞ってるようで、でもどこかに縛り付けらてれる。
    ナツも、だからこそ成生に飛び込んでいけたんじゃないかな?

    ココロにすーっとしみてくるお話でした!

  • 私たち、同じ分量の夜と昼。
    男の部屋に通い始めることは、記憶に新たなマップを刻むこと。編集者夏美と郵便局員成生の、とびっきりの恋物語が今始まった!
    文芸編集者澤野夏美の勤める会社の向い側にある小さな郵便局、お仕着せの制服でうつむく成生と目が合った瞬間――
    恋人の存在を打ち明ける夫一浩への複雑な思い、夏美に心を寄せる新人作家永山翔平との仕事への情熱、たった26文字にこめられた、大人の恋の全て。

  • 読売文学賞
    森下カズ、ナツ(35歳)編集者同士の夫婦。
    突然、カズから好きな人がいる。と。
    『私、それまで、カズの魂と仲良かったのに、私のこと置いてどっか行っちゃった』14
    『そんな仕返しみたいに恋が出来るんなら誰も苦労しないよ。ただカズに起きることは、私にだって起きるんだって、どうして思わなかったの?
    こういう気持ちのためにしてしまうことは、誰にもどうにも出来ないって解ったからだよ』215

全60件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『賢者の愛』『珠玉の短編』ほか著書多数。

「2025年 『Amy's Kitchen 山田詠美文学のレシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田詠美の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×