光とゼラチンのライプチッヒ

著者 :
  • 講談社
3.40
  • (2)
  • (4)
  • (8)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 45
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100311

作品紹介・あらすじ

卓抜な想像力の果てに広がる燦然たる10の小宇宙。研ぎ澄まされた日本語。小説を読む愉しみを思い出させてくれる短篇作品集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • タイトルの小説は最後の部分のみであった。これをもう少し広げてひとつの小説にしてもいいのではあるが。

  • 「作者は何を言いたいのか」という読み方をすればまったく肩すかしをくうだろう。言葉のずれ、あるいはその言葉が想起させる別のものをたどって物語は予想外の方向に進む。ただ淡々とした流れに身をまかせ、時には声を出して笑いつつ読み終えると、不思議な爽快感に包まれると同時に、作家の言葉の意味、響きの自明性に対する違和感に感染する。「書く」ということにつくづく自覚的な作家だと思った。「胞子」と「捨てない女」がよかった。

  • 「光とゼラチンのライプチッヒ」(多和田葉子)を読んだ。多和田葉子さんの作品を読むのがこれで何冊目かは忘れてしまったけれど、読むたびに唸らされる。身悶えしそうなくらいに刺激的であるのだ。私の中では間違いなく現時点における最高の書き手のうちのお一人である。
    今回は「ちゅうりっひ」でちょっと躓いてしまいましたが、あとはどれも好きです。特に「盗み読み」がいいな。

  • 著者の思考の流れにまったくついていけなかった。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

多和田葉子(たわだ ようこ)
1960年、東京都生まれの小説家、詩人。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業後、西ドイツ・ハンブルクの書籍取次会社に入社。ハンブルク大学大学院修士課程修了。長年ドイツに暮らし日本語・ドイツ語で執筆する。著作は各国で翻訳されており、世界的に評価が高い。
’91年「かかとを失くして」で第’34回群像新人文学賞。’93年「犬婿入り」で芥川賞受賞。’96年、ドイツ語での文学活動に対しシャミッソー文学賞を授与される。’11年、『雪の練習生』で野間文芸賞、’13年、『雲をつかむ話』で読売文学賞と、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
世界的な賞も数々獲得している。2016年ドイツの文学賞「クライスト賞」を日本人として初めて受賞。そして2018年『献灯使』がアメリカで最も権威のある文学賞「全米図書賞」翻訳文学部門を受賞している。

光とゼラチンのライプチッヒのその他の作品

光とゼラチンのライプチッヒ Kindle版 光とゼラチンのライプチッヒ 多和田葉子

多和田葉子の作品

ツイートする