光とゼラチンのライプチッヒ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 54
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100311

作品紹介・あらすじ

卓抜な想像力の果てに広がる燦然たる10の小宇宙。研ぎ澄まされた日本語。小説を読む愉しみを思い出させてくれる短篇作品集。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの小説は最後の部分のみであった。これをもう少し広げてひとつの小説にしてもいいのではあるが。

  • 「作者は何を言いたいのか」という読み方をすればまったく肩すかしをくうだろう。言葉のずれ、あるいはその言葉が想起させる別のものをたどって物語は予想外の方向に進む。ただ淡々とした流れに身をまかせ、時には声を出して笑いつつ読み終えると、不思議な爽快感に包まれると同時に、作家の言葉の意味、響きの自明性に対する違和感に感染する。「書く」ということにつくづく自覚的な作家だと思った。「胞子」と「捨てない女」がよかった。

  • 「光とゼラチンのライプチッヒ」(多和田葉子)を読んだ。多和田葉子さんの作品を読むのがこれで何冊目かは忘れてしまったけれど、読むたびに唸らされる。身悶えしそうなくらいに刺激的であるのだ。私の中では間違いなく現時点における最高の書き手のうちのお一人である。
    今回は「ちゅうりっひ」でちょっと躓いてしまいましたが、あとはどれも好きです。特に「盗み読み」がいいな。

  • 著者の思考の流れにまったくついていけなかった。

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著者プロフィール

多和田葉子(たわだ・ようこ)
小説家、詩人。1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、2002年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、2005年にゲーテ・メダル、2009年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2011年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、2013年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2016年にドイツのクライスト賞を日本人で初めて受賞し、2018年『献灯使』で全米図書賞翻訳文学部門、2020年朝日賞など受賞多数。著書に『ゴットハルト鉄道』『飛魂』『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』『旅をする裸の眼』『ボルドーの義兄』『地球にちりばめられて』『星に仄めかされ』などがある。

「2022年 『太陽諸島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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