星踊る綺羅の鳴く川

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 75
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100564

作品紹介・あらすじ

数百年の時を隔てて、幻と現つ、ふたつの芝居の国の間に、束の間、回廊が開かれ、きらびやかに、冷ややかに、精霊たちの宴が繰り広げられる。赤江瀑の修羅と艶。

感想・レビュー・書評

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  • 一読しての印象は、「舞台の脚本みたいだな」ってこと。
    流れるように美麗な表現と、冷静な視点。
    演劇、または映像で見たくなった。

    ただ、小説として好きかというとそれはない。
    作品の雰囲気や文章は好き。赤江瀑氏の小説を読んだのはこれが初めてなので、他の作品も読んでみたい。

  • まさに「不思議系」な作品。
    ページ数は少ないものの
    その少なさを微塵も感じさせない
    濃さはまさに文章の力がなすもの。

    本当に別の世界にいるかと
    錯覚するような文章です。
    そして、迷い込んだ者たちがたどる
    数奇な運命…

    結末はどうとも取れるないようですが…
    きっと打開されていると信じることとしましょう。

  • 暗闇の中にぽっかりと浮かぶ棺桶、櫓。
    そんな闇の中の舞台を観客として見ている気分にさせられる物語。

    女ではない身で女を務める女形の闇を閉じ込めた棺桶の中にはどんなにどろどろとしたものが入っているのだろう。
    現世から芝居の国に来、女同士の舞台を巡る争いの醜さと櫓の主の大太夫の毅然さの中に潜む、肉体を喪っても空しく生き続ける美しさがとても対照的で歪な世界ならではの澱んだ瞑さが深く心に沁みる。

  • いろいろな形の執念を垣間見る作品です。舞台を想像するのが難しかったですが入り込むと濃い陶酔がありますね。赤江先生久々でしたがやっぱり好きです。

  • この世界に囚われて、出てこられない

  • タイトルからして秀逸。人間の情念が綺麗に描かれています。

  • 数百年の時を隔てて、幻と現つ、ふたつの芝居の国の間に、束の間、回廊が
    開かれ、きらびやかに、冷ややかに、精霊たちの宴が繰り広げられる。
    赤江瀑の修羅と艶。

  • どこまでも美しいお話。暗さを含む、でもきらきらした夢物語。

  • 舞台には魔物が棲んでいる。取り分け、奈落の闇の奥には……。ちょっと「天守物語」を思わせる、幻想文学。歌舞伎好きにはお薦め。個人的にはもう少し量が欲しかった気も;

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著者プロフィール

1933年下関生。日本大学芸術学部中退。70年「ニジンスキーの手」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。74年『オイディプスの刃』で角川小説賞、84年『海峡』『八雲が殺した』で泉鏡花文学賞。2012年没。

「2019年 『オイディプスの刃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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