はじまりもなくおわりもなく

  • 講談社
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本棚登録 : 34
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (55ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100571

感想・レビュー・書評

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  • おじいさんの死について語る。
    それは生について語ることになり、そしてそれは命について、存在について考える入口になる。
    こんな短い小さな本に詰まっている命の不思議。

  • 作者の父の一生と死を描いた絵本。
    味のある絵に、生のシビアさをユーモアで包んだ文章が合っていた。

  • 作者の父親の人生と死について語る本。
    戦争を生きた父親は
    長生きをして静かに息をひきとった。
    父親の死後、父親の残したものはずっと子孫に引き継がれていく。
    それを見た作者は
    命には終わりも始まりもないのだと思ってこの本を書いたようです。

    私はこの本の中で好きなページを見つけました。

    今の時代に生きる僕は、ずっと意気地無しで疑り深く、おじいちゃんのように全てを素朴に信じるにはためらいがある。
    いつも考えあぐねている
    良き日にはそんな自分に自信を持ち、悪しき日にはこんな自分でいいのかと思う。だが僕も僕なりに納得しなきゃいけない。死ぬっていうのはそんなにどいことじゃないと。



    私自身の感想は死と向き合ったものではありませんが、生き方として見習いたいと思った文章でした。
    最近は生き方は死に方とも言うくらいだし
    もしかしたら関係あるのかもしれませんね!

  • ぼくらは、なにをこわがることがあるだろう? しずまりかえった墓地。そこは、耳をよせる者には
    きこえるささやきにあふれている。
    その声は、《さようなら》よりも《こんにちは》。
    命の奥に、はじまりもおわりもないのだ。

  • 絵はよい。

  • 重要なのはいつか死ぬってことではなくて、何を伝えていけるのかということなんだ。

  • この本を図書館の新着コーナー(新刊ではないが)で見つけて借りてきた。
    すぐに読まずにいたら、その間に祖父が亡くなった。
    直感で選んだ本にはこんなことがよくある。

  •  デュマが自身の父の死を、子ども(世代)に語る、死について。
     人間の誕生と死とは何か。誰も明確に語れはしないけれど、誰にも必ず訪れるもの。エキセントリックになるわけではなく、自分なりの死の受容を語る。
     自分だってわからない死の現実を、子どもに語る難しさ。目の前に親しいものの死を迎えたものは、幼い子どもにどう説明すればよいのか、ず~っと、ず~っと考えてきた。たぶん、ず~っとず~っと考えていく課題。デュマは、とても安心できる文章をつづってくれています。

  • 2002 4 6

    とっても短い本だったけど、内容はとっても奥深いものだった。

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著者プロフィール

1940 年、ナチスによるフランス占領下の疎開地で、エルメス家の別荘があったコートダジュールのカンヌに生まれる。戦後すぐにパリに戻り、幼年期からパリで教育を受けるが、デッサンにおける描写力は画家バルテュスにも認められる。パリ国立美術学校(エコル・デ・ボザール)を卒業。1976 年に、絵と文をひとりで書く童話作家として、子どものための最初の絵本「ローラの冒険シリーズ」を発表。以後、著名な作家のリクエストにより、あるいは名著の挿絵画家として、数多くの作品を世に送り出している。1987 年にはパリ市から、児童文学の分野で出版した一連の作品に対してグランプリを贈られる。



「2016年 『およばれのテーブルマナー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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