ぼんくら

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1094
感想 : 170
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  • Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100885

作品紹介・あらすじ

長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。

感想・レビュー・書評

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  • きたきた二を読んだら、おでこと弓之助が気になりやっと再読了。幼き二人が、やはり良き(⁠^⁠^⁠)
    平四郎、政五郎親分にお徳さん。。。骨なんて出なかったけど、鉄瓶長屋なくなっちゃった。。。
    最後にお徳さんの前にあらわれたのは、おふじ!?まじ、やな女。そもそも湊屋宗右衛門が困ったお人だ!
    だから差配人佐吉もおくめさんも、残念だ。いや結局、佐吉は、良かったのか??
    ところで、平四郎の家の庭に椿が植えられてるのがきたきた読んだあとだとひっかかっちゃった。まあ、私お得意の思い込みだわね汗

  • 長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。奉行所きっての怠けもの同心・井筒平四郎、超美形少年の弓之助のほか、神出鬼没の隠密同心・黒豆、回向院の茂七の手下・政五郎、驚異の人間テレコ・おでこ、若き差配人・佐吉と伝書鳩の官九郎など、最強キャラクターが続々登場!

  • 2020/10/28 読了

    だいぶ前に読んだ気がするけど、もう一度!
    ぼんくらシリーズの次を読まなくては。

    前回読んだ時、私がどう感じたかはすっかり忘れてしまったけど、
    こんな井筒平四郎みたいな面倒臭がり屋さんばかりだったら
    こんな大事にならなかったのにと思ってしまった。

    憎悪が憎悪を連れてくるよね。

  • おもしろかった。次が楽しみ。

  • 久しぶりに宮部みゆきを読んでみたら、夢中になってしまった。
    時代物、いいじゃないか。

    弓之助とおでこさんがかわいい。
    『日暮し』『おまえさん』と続けて読んだけれど、もっとシリーズで読みたいな。

  • たまたまドラマでやっているのを観たら面白く、続きが待ちきれずに図書館で借りて読破。母親のことも鉄瓶長屋のことも真実を知らずにただただ翻弄され、それでも真面目に頑張る実直で律儀な佐吉さんが好き。これを読み終わった時点では少しもやもやが残り「理解はできるが完全に納得したとは言えない」といった印象。すぐに続編の『日暮らし』も借りてきた。
    [読書メータ―から]

  • 2017.05.01

  • 「ぼんくら」ってタイトルだから、人情味溢れる話だろうと思っていたら、殺人事件も起きちゃうミステリーだった。ストーリーが嫌。頑張っている人を騙したりしていて読んでいて不快だった。でも登場人物たちのキャラは好き。ぼんくらな平四郎が良い。

  • 連作短編6編+長編1編
    鉄瓶長屋を舞台に起こる店子達の不穏な事件.それが一つに集約されていくのが見事.登場人物もそれぞれが魅力的だが,何と言っても養子の話の出ている顔の綺麗すぎる弓之助がアンバランスな魅力で微笑ましい.

  • 江戸・深川の長屋を舞台に同心の井筒平四郎と甥っ子で美少年の弓乃助が、長屋で連続する事件の真相に挑む時代ミステリー小説です。
    この本の手法は少し変わっておりまして前半は連作短編、後半は長編という形で成り立っています。始めは殺人事件をきっかりに、長屋内で起こる様々な事件の短編集かと思いますが、後半では全ての事件が繋がっていた事が分かります。付線の回収が見事でさすがとしか言いようがありません。また主人公の二人はもちろん脇役も魅力的な人物が多く登場するので会話の掛け合いもすごく面白いです。江戸時代の生活も生き生きと描写されて(食べ物が美味しそう!)ミステリーや江戸の情緒など様々な魅力がつまった、おすすめの一冊です。

    <まろ>

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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