- Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062100885
作品紹介・あらすじ
長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。
感想・レビュー・書評
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長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。奉行所きっての怠けもの同心・井筒平四郎、超美形少年の弓之助のほか、神出鬼没の隠密同心・黒豆、回向院の茂七の手下・政五郎、驚異の人間テレコ・おでこ、若き差配人・佐吉と伝書鳩の官九郎など、最強キャラクターが続々登場!
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おもしろかった。次が楽しみ。
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久しぶりに宮部みゆきを読んでみたら、夢中になってしまった。
時代物、いいじゃないか。
弓之助とおでこさんがかわいい。
『日暮し』『おまえさん』と続けて読んだけれど、もっとシリーズで読みたいな。 -
2017.05.01
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「ぼんくら」ってタイトルだから、人情味溢れる話だろうと思っていたら、殺人事件も起きちゃうミステリーだった。ストーリーが嫌。頑張っている人を騙したりしていて読んでいて不快だった。でも登場人物たちのキャラは好き。ぼんくらな平四郎が良い。
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連作短編6編+長編1編
鉄瓶長屋を舞台に起こる店子達の不穏な事件.それが一つに集約されていくのが見事.登場人物もそれぞれが魅力的だが,何と言っても養子の話の出ている顔の綺麗すぎる弓之助がアンバランスな魅力で微笑ましい. -
江戸・深川の長屋を舞台に同心の井筒平四郎と甥っ子で美少年の弓乃助が、長屋で連続する事件の真相に挑む時代ミステリー小説です。
この本の手法は少し変わっておりまして前半は連作短編、後半は長編という形で成り立っています。始めは殺人事件をきっかりに、長屋内で起こる様々な事件の短編集かと思いますが、後半では全ての事件が繋がっていた事が分かります。付線の回収が見事でさすがとしか言いようがありません。また主人公の二人はもちろん脇役も魅力的な人物が多く登場するので会話の掛け合いもすごく面白いです。江戸時代の生活も生き生きと描写されて(食べ物が美味しそう!)ミステリーや江戸の情緒など様々な魅力がつまった、おすすめの一冊です。
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