アジアパー伝

  • 講談社
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本棚登録 : 135
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062100946

感想・レビュー・書評

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  • ガンジャ、マリハナ、メコンウイスキー。酒と煙が立ちこめるアジアの魔界。鴨志田穣が血と涙で活写し、西原理恵子が180ページの漫画でそれをオマージュする。
    (2000年)

  • 内容は文による著者のタイ・カンボジアとかでの戦場カメラマンの話や、貧乏の中での笑い話。+漫画による(文とは別の話)体験談、地元の話。

    もちろん文学でもないし旅行記というわけでもないけど、著者の自堕落生活、その中で出会う「小さな幸せ」の描写に魅力を感じるシリーズ。漫画の描き方がまたその雰囲気に合うんですね。・・東南アジアには全く憧れなくなるけど(笑)

  • 西原さんの漫画と鴨ちゃんのエッセイ。

    鴨ちゃんのエッセイ面白かった。
    一目惚れの話がすき。

  • 鴨志田譲と西原理恵子のアジア体験録     

    事実は厳しく、醜く、美しい。
    本文を鴨志田、挿絵を西原の随筆的な作品が、最初の想定だったのだろう。しかし、鴨志田による生々しいアジア体験文と、西原が見聞きした鴨志田観察のとても上手いとは言えない漫画が併走する構成になっているため、サイバラ印にはありがちだが、この構成のまま一冊の単行本となると、毎度のことながら少し酔うような感覚がある。特にこの本はアルコール度が高い。

    鴨志田の戦場を含めるアジア体験と、その語り口は素晴らしい。バックパッカーすら贅沢旅行、秘境体験やピースボートなんてリゾート旅行や修学旅行のたぐい、と思わせてしまう経験を、過大にも過小にも評価せず、淡々と綴る様が印象的。国境の医師団の風俗や、ジャーナリストの既得権者ぶりなども露わになるが、そこに対する批判精神全開というようなことも無く、自身が経験する酒や薬物や性風俗を楽園のように語るわけでもない。生々しい実際、事実が素直に身に染みてくる。人がたくさん死に、汚れ、這い回るような際(きわ)の話ばかりだが、サイバラの画力の無いゆるい絵と、鴨志田の淡々な語りが救いになって、厭世的な感情にとりつかれることも無い。

    気に入った挿話は、前述の国境無き医師団の医師がタイ人看護婦を慰安婦扱いにしただろうネタと、インドでの悟りの話。引きこもりのニートでも、相当の事情通になれるインターネット時代(何て酷い名称)だが、やはり現場にいた人間と、それを上手くまとめた編集者とサイバラの才能を通すと、より良く伝わる。優れた表現者は依然重要だ。

    他人に、それも有資格者に資格以上の完璧さを求める不思議な国において、貴重な存在だなぁ、この夫婦、と改めて思う。それにしても東南アジアは不思議な魅力がある。駄目な人にも勿論、駄目じゃない人にも相当あると思うのだが、どうだろう。

    JALパックは勿論、地球の歩き方にもバックパッカーもリゾートにも眉唾な人にオススメ。

    文京図書館から借用。

  • 西原理恵子のギャグマンガと、その夫である鴨志田穣のアジア放浪エッセイが合体した本。

    戦場カメラマン時代の話に出てくる師匠「ハシダさん」は、あのイラク戦争で命を落とした橋田信介さん。先日読んだ橋田さんのエッセイや、カンボジアから帰ってきて読んだ「地雷を踏んだらサヨウナラ」の一ノ瀬泰造さんのエッセイとのつながりがわかって、なかなか面白かった。

  • 途中で読むのに疲れてしまった・・・

    夫・鴨志田さんの書いた本。
    西原の漫画が解説を兼ねる時があれば、西原から見たアジアを描いている時もある
    カルチャーショックと言えば聞こえはいいが、当時からアル中でヤク中なんだから、カルチャーとして受け入れがたい
    でも、戦争なんか素でやってらんないよね

  • 保存

  • 友人が鴨ちゃん鴨ちゃんと騒いでいたのを思い出して手にとった一冊。
    決して作家としては評価できないけど突き抜けて刺激的な文。鴨ちゃんの人柄が好きです。

  • 自国以外の国のことを読んだ本はこれがはじめてかな?中学生ぐらいだと。
    あほらしいけど、目が離せない。そんな感じ。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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