心にある癒す力治る力 (心理療法の現場から (下))

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 49
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062101318

感想・レビュー・書評

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  • うまくいったケースばかりで、物足りないところもあるが、治すというよりも、治っていく、というのがよくわかる。
    といっても、すべて不思議と言えば不思議。箱庭は受けてみたいな。

  • いきなり下巻から読み始めたが問題はないみたい。ユング派の「夢分析」や「シャーマン的要素」、「治療者として一緒に居ること」を、薬療法より重視する医師がいてくれることは励みになる。

  • 最後の談話で、大学中退で夢分析をしている先生がかっこいいと思う。

    • ph6030jpさん
      こんにちは。64 はまだですよん…これは評判がいいみたいですね!地方は発売日には売り場にないみたい…東京は前日夕方には並んでるw
      こんにちは。64 はまだですよん…これは評判がいいみたいですね!地方は発売日には売り場にないみたい…東京は前日夕方には並んでるw
      2012/11/07
  • とても興味深く読みました。
    どの例もとても深刻に思えます。
    私だったらとても変われないと思います。
    自分の中に治る力があると信じたい。
    誰か助けて!と思う。

  • いろんな精神療法があるものだ。
    でも心はいやされるのだ。そのためにはどこかで何らかの決心をつける必要があるんだな。たとえば、エリートまっしぐら仕事人間だったサラリーマンが子供が障害児だったことで、仕事よりも重要な人生を見つけたりするとか。
    心理療法の根本は治療者が何かをすることではなく、そこにいることなのだ、と革新しているが、それがもろにわかるのが精神分裂病者に対するとき。守られた空間の中で治療者が病人とともにいる、といってもあくまで安定した心をもって、自分の存在をかけているのだが、ことをするとき、病人の中からおのずから治療に至る働きが生じてくる。

  • 子ども時代にしかるべき事をしてこなかったことを取り戻すために起こる退行。発達の段階で無駄に見えるため省いてしまいがちなことでも成長過程では必要不可欠な事がたくさんあるようだ。子どもの人となりをただどんと受け止めてあげること、忘れずにいたいと思った。

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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