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- / ISBN・EAN: 9784062102315
感想・レビュー・書評
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先日、舟越桂さんの訃報に接し、作品集は出ていないかと探したときに見つけた本です。
舟越桂さんというアーティストの存在を知らなかった頃、絵葉書として並んでいるところから選んだ数枚の絵が舟越さんの絵でした。そのとき選んだ絵葉書(ポストカード)の絵もこの書籍に含まれていて、はがきで見るのと、書籍の中の一部として見るのとでまったく違う印象を受ける不思議さを感じました。
天童荒太さんは、舟越さんの作品からお話を添えるのによいなと思うものを選び、それに文章を添えたというこのご本。読み終わることのないような、繰り返した読みたい本になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「一人の力では何も生み出せない」
謙虚でいて力強い二人の作品。
舟越さんの版画に天童さんが文章を添える。
版画の人物の表情がどれも哀しそうで。
その版画を見つめるなかから生み出した文章はどこか不思議で。
誰しもに笑顔の日はあったんだよね。
そんなことを想う。そんな一冊。 -
独特の絵と、少し寂しげなお話。
2014/3/1 -
‥あなたはどう想う?
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天童 荒太の言葉の持つ力と、舟越 桂の作品の空気が、互いに刺激しあって、とても魅力的。装丁になっている作品『言葉の帽子』は特に好き。目、というか表情が、なんとも奥深い。