プラスティック・ソウル

著者 :
  • 講談社
3.11
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本棚登録 : 136
感想 : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062102605

感想・レビュー・書評

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  • 1回読んだだけじゃよくわからないけど(アイウエオはすぐ気づいたけど、12345は言われるまでわからなかった不覚ぶり)、一人称と三人称がスライドする眩暈を誘う読み心地が癖になる。「というわけなのだ」の繰り返しとか、わざと悪文にしてるのかな?そのあたりの意図…とくにないのかな?とにかくなにかと惑わされっぱなしだった。
    アシダの忘れっぽくて妄想しがちなところは自分と重なるし、無名のワナビーを4人集めて架空の小説家のゴーストライターにするという設定もなんか好き。ただ、最後の章で女の子にクスリのませて云々ってところは2020年の今読むとやっぱり受け入れがたいものがあり、そういうとこ含めてこれが1997年の東京なのか、と。活字で残っちゃうのキツいよなあ…。福永信さんの解説も面白かった。タイムラグがありその都度読者も忘れる連載小説としての在り方、とか。
    あと、ネット黎明期についての「妄想は電子的に図像化され、あちこちで頻繁に交換されている。交換がより重視されているのだ。もはや自己の想像物を、自らのうちに留めておくべき時代ではないのだという。誰もが自分の想像物と他人のそれとを容易に交換しうる世の中だというのだ」(p7)っていうくだりは鋭い!と思った。

  • 無限ループ。
    妄想なのか幻覚なのか理解しづらいけど読めてしまいました。
    終わり方は好き。

  • アシダイチロウ、イダフミコ、ウエダミツオ、エツダシン。
    彼らが出版社から受けた依頼は、共同創作によりひとつの作品を生み出してほしいというものだった。
    眩いばかりに鏤められたさまざまな記号、めまぐるしく転換する話者、妄想はやがて狂気へとむかう―。
    (アマゾンより引用)

    何これ?
    一人称がコロコロ変わるし、何言ってるか分からんし

  • とてもおもしろく読めた。

  • 人称の混乱。ドラッグ。陰謀。

  • クスリとセックスと妄想があればすべて世界はプラスチック。すぐに壊れる。

  • まず、この作品はかなり難しいです!
    でもなんか主体性がない実験的な作品で、
    面白かったです

  •  ちょっと難しかったな。主人公が二つに分裂するというのは、阿部和重の作品では経験済みだけど、やっぱり分かりにくい。僕の読解力が足りないんだろうな。
     ストーリーは一種の不条理小説みたいで面白かった。でも、阿部作品としてはラストが静か過ぎたなあ。

  • 大仰な装飾で中身の無さをごまかしているとしか思えない。
    妄想や幻惑を現実とメルトさせてそれらしい雰囲気を作っただけで後は投げっぱなし、話の核もオチもはっきりしないからどこで何をどうしたものか分からなくなる。残念。

  • 確信犯的実験作品の様な作品。
    人称の変化、1 人称主体の分裂に幻惑される。
    タイトル「プラスティック・ソウル」は David Bowie を意識したものなのか?
    正にプラスティックなソウルの物語である。

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著者プロフィール

1968年生まれ。94年「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に『シンセミア』(毎日出版文化賞)、『グランド・フィナーレ』(芥川賞)、『ピストルズ』(谷崎賞)『オーガ(ニ)ズム』など。

「2022年 『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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