- Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062102858
作品紹介・あらすじ
一家惨殺事件。生き残った長女と、加害者の娘。二人は出会ってはならなかった。憎悪に蝕まれていく心の闇を描き尽くす書下ろし長編サスペンス問題作。
感想・レビュー・書評
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先日会社の同僚と野沢尚について話したときに話題になった作品。何年か前に読んだんだけど改めて再読。
前半部分はとっても記憶に残ってたんだけど、後半部分「あれ?この先どうなってるんだっけ?」。
『魔笛』といいこの作品といい、野沢尚の犯罪とか事件ものはホント引きこまれて読んでしまいます。数年後には自分の中で、実在の事件として記憶されてそうな感じ。
二人のその後とかの続編読んでみたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
冷血に引き続き一家惨殺のお話で気持ちが重くなる
今回は一家惨殺された生き残り
と
一家惨殺の犯人の娘
のお話
ラスト
悪い結末ばかりを想像していたけれど
どれにも当てはまらずよかった -
おすすめの本を教えてください、と訊かれると必ず推す一冊です。
痒いところに徐々に手を届かせるような書き方も巧すぎます。
じっくり読んで、また後日、もっとじっくり再読したくらいです。 -
吉川英治文学新人賞(2000/22回)
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●あらすじ●
憎悪に蝕まれていく心の闇を描き尽くす、書下ろし長編サスペンス問題作。
一家惨殺事件。生き残った長女と、加害者の娘。2人は、出会ってはならなかった。
12歳の初夏。両親と幼い弟2人は、父の仕事相手に惨殺された。遺体の顔面はハンマーで砕かれ、家の中は家族の血で満たされた。8年後、加害者の1人娘を捜し当てた時、胸の奥底に封印した真っ赤な憎悪があふれ出し、奏子の扉を決壊させた。 -
野沢尚さんの映画化された作品。
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殺人事件(一家全員皆殺し)の加害者の娘と、被害者の娘。
どちらも、さらしものになる。
どちらも、自分が生きていることに罪悪を感じる。
その罪悪感を、どう昇華させていくか。
一人はそうだと知らず、一人は狙いをすまして、二人は近づく。
被害者の娘の方が、残酷な心をもてあましているところが面白い。
加害者の娘が、被害者の娘を信頼しきっているところも面白い。
この結末で、二人は救われるのだろうか。
少しは楽になっていてほしい。 -
なかなか 一章の悪い予感がバリバリする書き出しと二章における急激な場面転換はなかなか重い けど後がなんかなあ 先行逃げ切りに失敗した馬を見た時のような感覚 修学旅行 タクシー バット
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2005年読了。映画化。
野沢尚の作品






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