ほぼ日刊イトイ新聞の本

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 153
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103473

作品紹介・あらすじ

未来はとっくにはじまっている(不細工ですが)。超人気ホームページ、誕生と成長のドラマ。新しい「仕事の形」がわかる本。

感想・レビュー・書評

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  • ツイッターをきっかけに糸井重里さんにたどり着き、『ほぼ日』にたどり着いた。10年以上前に書かれた本なのに、不思議とそんな感じはしなくて、あっという間に読んでしまった。インターネットとそれに関わる人たちの変化を予見してたような雰囲気も感じられた。ビジネス書ではないと思うんだけど、ビジネス書みたいな本。

    スタバやユニクロの話では、企業の狙いに消費者が踊らされてるような気がしてたけど、もともとのスタートはある人の熱意だったり、善意からスタートしてると考えれば、それに賛同してお金を使うことが壮大な遊びみたいにも思えて面白かった。もちろん、その最初の熱意も単なるエゴと言ってしまうことも出来るし、そう言っちゃったらおしまいなんだけど。やっぱり消費者は自分で選んでるつもりでも、何者かに選ばされてるのかなぁ。一応経済学部だったのでそんなことを考えてしまった。

  • ほぼ日刊糸井新聞が、できるまでできてからの奮闘記、そのなかにある糸井さんの言葉は「うんうん」とうなづけるものや、勇気をもらえるものがたくさんつまっていました。これからも、ますますほぼ日に興味津々です。

  • 糸井さんの熱がたくさんの人が共感し、たくさんの人を動かした。

    始めはぐちゃぐちゃでも、だんだん仕組みができていく。

    楽しいと思うことをやる。

  • 糸井重里さんという人物に"憧れに近い興味"があり、まず著書を一冊読んでみようと思い立ちました。

    本書では、なぜ"ほぼ日刊イトイ新聞"をはじめたのか?また、はじめてどうだったのか?を中心に糸井さんの価値観やものの考え方がつづられており、この人を知ることができる一冊でした。


    以下、興味を引かれたポイントをまとめます。


    偽物の不細工なウォークマンで好きな音楽を聴き、古ぼけた安物のイヤホンをぐるぐる巻きにしてしまう娘がカッコいい。
    最高の色落ち加工させた高級ジーンズより、ADの履いている仕事でボロボロになったジーンズの方がカッコいい。
    と頭ではなんとなく分かっていたが、カネでかっこよさを買うことはできないと実感するようになった。

    本業とは別に、ただジーンズが好きな人がつくったジーンズに関するサイトが素晴らしい。まさに、素晴らしいタダ働き。

    ほぼ日は自分たちがイニシアティブをとってつくっていくことが重要だと思っていた。
    たくさんのアドバイスや非難・中傷も受けたが、言いなりになっては既存のメディアと同じように身動きが取れなくなってしまう。
    生意気だと思われるかもしれないが「いやなら来るな」と思っていた。

    しかし、ただただ楽しく続けてきたわけではない。ほぼ日の活動のために時間も金も費やして、社員にも家族にも自分自身にも多大な苦労をかけた。ネットバブルな企業から誘われたこともあり、何十億円と聞かされ心が全く動かなかった訳でもない。
    しかし金と手を組んだ結果、金の流れがイニシアティブの流れになるのが目に見えていたから、手を出さなかった。

    野田秀樹さんの芝居集団は凄い。
    理想的なクリエイティブの現場。
    誰一人義務でやってる人はいない。
    すべての人が責任を知っている。
    すべてが予定通りに事が運ぶことを望んでいない。
    世の中では「芝居さえやらなきゃ食っていけるのに」という人だらけだというのに、野田秀樹さんは「芝居をやらないと食っていけない」という。
    これからのクリエイティブをつくる言葉だ。

    インターネットにより顔の見えない中でのビジネスとなり、余計に人を信頼することが大事だと思うようになった。

    Only is not Lonely.

  • 2001年出版の本。イトイ新聞の10年どうかを考えながら読む。

  • 斎藤由多加 さんが『ハンバーガーを待つ3分間の値段』(これもほぼ日連載を収録)でインターネットについて、「結局元気よく残っているのは、『場であること』に徹したサイトばかりのように思います。」と述べているのですが、ほぼ日という「場」が、どのようにして生まれたのかを知ることができる一冊でした。

  • 市場を持っていて、そこにアイディアやクリエィティブという付加価値(というよりは、これこそが根源的な価値でしょう)を付けられる人なら、誰でもモノをつくりビジネスをはじめることが可能だ。

    売れなくてもいいものなら、企業はいくらでもつくることができる

    多忙は怠惰の隠れ蓑

    いまは、働くことや幸福について、みんなが必死に試行錯誤している時代

    出来上がった安心のシステムに胡坐をかいて、明日も安心であると笑っていられるような人は、この時代に存在しない

  • もう今ではみんな知っている「ほぼ日刊イトイ新聞」。その誕生から初期までを振り返った本。

    この本で盛んに語られるのは「クリエイティブがイニシアチブをとる」ということ。これはITにも当然言えることで、それまで「頼まれないとモノを作れない」という社会の構造が、「自分たちが好きなものを作って発表できる」社会に変化したということ。

    それだけインターネットとは大きな存在だったわけだ。

    あと重要なのは、無料でも好きなものを提供するということ。おカネという価値観からいえば必ずしも成功しているとは言えないけれど、そっちよりは自分が好きなものを提供するというのは、やっぱりうらやましい生き方ですね。

  • ほぼ日が出来上がって行くまでのいろいろな情報が知れてすごくネットの勉強になった、買って本当に良かった。それにしてもほぼ日は進化して今もなお続いているし、9年経った今でも参考にできる内容、全くブレていないな〜

  • クリエイティブがイニシアティブをとった仕事がしたい。
    インターネットならばスポンサーを通さず
    自分が書きたいと思ったことだけ書けるのではないか。
    そういう思いで始めたほぼ日は当初はやはり激務だった。
    原稿料などはタダでお願いするとしても
    サーバー代はかかってしまうしスタッフにお給料を出さなくては。
    ほぼ日以外の仕事のギャラを当てていたものの
    それも底をつきてしまう。
    それでも読者からのメールや順調に伸びるアクセス数でやる気は出るし
    コンテンツのアイディアは次々浮かんでくる。
    仕事が流行っているのだ。
    装丁・イラスト:秋山具義

    ほぼ日も最初は大変だったんだ…
    ここ1、2年で知った新参者なので安定しているイメージしかなかった。
    普通に考えてみれば全部タダでこれだけのコンテンツがあるって
    そうそうない話だと思う。広告もないし。
    こないだ行ったセミナーで「なぜタダなのか考えた方がいい」
    と言ってた人がいたけれどこれは本当に純粋にタダなのが凄い。

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著者プロフィール

1948年、群馬生まれ。コピーライター、エッセイスト、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」主宰。おもな著作に『糸井重里の萬流コピー塾』『ブイヨンの気持ち。』など。

「2015年 『ずっしり、あんこ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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