13歳の黙示録

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 94
感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103725

感想・レビュー・書評

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  • 前半、秋元センセが悪ガキ幸雄を愛を持って心を開かせようとする。後半、少年法について考えさせられるお話。

    スタートの秋元センセの手紙、こんな口調の手紙書くの⁉︎
    幸雄やクラスの子供達とそんな風に教師が関わるの⁇
    不自然...あたしにゃとても不自然に思えて、ぜーんぜん気持ちが入らない。

    でも事件が起きた後半はとても続きが気になって読んでました‼︎
    女性記者の男性記者への突然のアプローチはイミフでしたけど(笑)
    ちと重いお話ですが、良かったです。

  • 2015/3/14

    13歳の少年は何故、心の拠り所としていた女性教師を刺殺してしまったのか?
    動機が秀逸。もう一度最初から読み返したくなる。
    今少年犯罪が起こるとネットでの私刑が行われているから、本書のような事件は幾らでも起こりそう。
    更生とはなんなのか。深い。

  • 少年犯罪にまつわる複雑な少年心理を描いた本。かな。

    愛が子どもを変えるみたいな思想の教師が
    メインになって展開されていた時は嫌気がさしましたが、
    そこは私の浅はかさ、
    愛は子どもも教師も救いませんでした!
    いい展開です。

    これは完全なフィクションでもあり、
    同様の事件は聞いたこともありませんが、
    被害者遺族の極論的な行動でもある。

    日本は、犯罪を糾弾することはあっても、
    被害者の物理的精神的支援はまだまだ未熟。
    刑事事件の犯罪者に民事で勝ったとしても、
    やつらには払う金さえないしね。
    被害者はどうしたって報われない。

  • 今まで私はこの本の存在を知らずにいたのですが、
    ある方が紹介されていたので読んだ本。
    テーマは少年犯罪。
    重い内容だったが、読み始めるとぐいぐい引きこまれて一気に読んでしまった。
    「人を殺してしまった」
    ことで加害者は法的な罪を受ければいいだけじゃない。
    その向こうにある、被害者の苦しみに気づかなくてはいけない。もちろん加害者の家族も苦しいのだが・・・。
    「復讐は復讐の連鎖を生むばかり」
    悲しい結末でしたが
    私にとって考えさせられた本でした。

  • 新任2年目の中学教師秋元千佳には気になる生徒がいた。いつも空を眺めている少年升本幸雄。不良行為を続け、ほとんどの教師から問題視されるこの生徒を見放すまいと千佳は奮闘するのだが。
    短めだが、教育現場や少年犯罪について、考えさせられる作品。

  • こんな悲劇を前にしてもなお、少年法は意味を成すのか。
    被害者のケアには無頓着で、加害者の少年ばかりが護られる法で。
    事件の真相が闇に葬られようと、被害者の悲しみと恨みは深まるばかりで癒えることはない。
    その中で、罪に対して然るべき罰がないことは被害者は勿論、加害者までも不幸にするものではないか。
    保護と人権の名で包まれた事の真実は、彼らの傷痕を残すことなく、世に紛れてゆくのだから。
    この本はもっと沢山の人に読まれるべきだと思う。

  • 中1の息子がこの方の作品を次々読んでいるので、どんなだろうと手に取ってみた作品。
    途中までは「やはり小中生向き・・?」と思って読んでいたが、そんなことはない。一気に読んでしまった。
    被害者遺族の苦しみついて深く書かれている。

    さっそくまだ未読な息子に勧めたい。

  • 実は2度目です。
    昔は中学時代に読みました。
    が、
    昔に読んだときよりも遥かに、
    今もう一度読んで良かったです。

    昔は読書が嫌いで、
    ただ文字を読むことしかしませんでした。
    今は一字一句きちんと理解して読むので、
    内容がより鮮明に記憶に残ります。
    読んでいる最中、時間を忘れるほどです。

    宗田さんの作品はこの本しか読んだ事が無いので、
    他にも読みたくなります。

  • 自分自身13歳の時に,母に薦められて読んだんですが,なかなか衝撃的だったのを覚えています.
    非常に面白かったです.内容を詳しく覚えているわけではないのですが^^;
    これが小説を読むキッカケになりました.

  • 13歳の時に読んだなかなか重い話。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。1937年~45年まで愛知県で暮らす。日本大学芸術学部卒業。シナリオ製作、編集者などを経て、1979年作家デビュー。85年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』は映画化され、中高生を中心に圧倒的な人気を呼ぶ。主な作品に『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズ、「2A」シリーズ、「東京キャッツタウン」シリーズ(角川つばさ文庫)など多数。

「2022年 『ぼくらの(超)記念日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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