13歳の黙示録

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103725

感想・レビュー・書評

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  • 2015/3/14

    13歳の少年は何故、心の拠り所としていた女性教師を刺殺してしまったのか?
    動機が秀逸。もう一度最初から読み返したくなる。
    今少年犯罪が起こるとネットでの私刑が行われているから、本書のような事件は幾らでも起こりそう。
    更生とはなんなのか。深い。

  • 少年犯罪にまつわる複雑な少年心理を描いた本。かな。

    愛が子どもを変えるみたいな思想の教師が
    メインになって展開されていた時は嫌気がさしましたが、
    そこは私の浅はかさ、
    愛は子どもも教師も救いませんでした!
    いい展開です。

    これは完全なフィクションでもあり、
    同様の事件は聞いたこともありませんが、
    被害者遺族の極論的な行動でもある。

    日本は、犯罪を糾弾することはあっても、
    被害者の物理的精神的支援はまだまだ未熟。
    刑事事件の犯罪者に民事で勝ったとしても、
    やつらには払う金さえないしね。
    被害者はどうしたって報われない。

  • 今まで私はこの本の存在を知らずにいたのですが、
    ある方が紹介されていたので読んだ本。
    テーマは少年犯罪。
    重い内容だったが、読み始めるとぐいぐい引きこまれて一気に読んでしまった。
    「人を殺してしまった」
    ことで加害者は法的な罪を受ければいいだけじゃない。
    その向こうにある、被害者の苦しみに気づかなくてはいけない。もちろん加害者の家族も苦しいのだが・・・。
    「復讐は復讐の連鎖を生むばかり」
    悲しい結末でしたが
    私にとって考えさせられた本でした。

  • 新任2年目の中学教師秋元千佳には気になる生徒がいた。いつも空を眺めている少年升本幸雄。不良行為を続け、ほとんどの教師から問題視されるこの生徒を見放すまいと千佳は奮闘するのだが。
    短めだが、教育現場や少年犯罪について、考えさせられる作品。

  • こんな悲劇を前にしてもなお、少年法は意味を成すのか。
    被害者のケアには無頓着で、加害者の少年ばかりが護られる法で。
    事件の真相が闇に葬られようと、被害者の悲しみと恨みは深まるばかりで癒えることはない。
    その中で、罪に対して然るべき罰がないことは被害者は勿論、加害者までも不幸にするものではないか。
    保護と人権の名で包まれた事の真実は、彼らの傷痕を残すことなく、世に紛れてゆくのだから。
    この本はもっと沢山の人に読まれるべきだと思う。

  • 中1の息子がこの方の作品を次々読んでいるので、どんなだろうと手に取ってみた作品。
    途中までは「やはり小中生向き・・?」と思って読んでいたが、そんなことはない。一気に読んでしまった。
    被害者遺族の苦しみついて深く書かれている。

    さっそくまだ未読な息子に勧めたい。

  • 実は2度目です。
    昔は中学時代に読みました。
    が、
    昔に読んだときよりも遥かに、
    今もう一度読んで良かったです。

    昔は読書が嫌いで、
    ただ文字を読むことしかしませんでした。
    今は一字一句きちんと理解して読むので、
    内容がより鮮明に記憶に残ります。
    読んでいる最中、時間を忘れるほどです。

    宗田さんの作品はこの本しか読んだ事が無いので、
    他にも読みたくなります。

  • 自分自身13歳の時に,母に薦められて読んだんですが,なかなか衝撃的だったのを覚えています.
    非常に面白かったです.内容を詳しく覚えているわけではないのですが^^;
    これが小説を読むキッカケになりました.

  • 13歳の時に読んだなかなか重い話。

  • 中学校の教師の秋元千佳が、教え子の幸雄を更正させようと奮起した先に起こる事件とは・・。まさかこんな結末になるとは思っていませんでした。少年犯罪を元に被害者と加害者が抱える憎しみや憎悪を描いている作品だった。ん〜考えさせられる。

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著者プロフィール

作家。東京都出身。日本大学藝術学部卒業。出版社に勤務したのち、水産業界の裏側を描いた『未知海域』を発表。同作が1979年に直木賞候補となり、以後、執筆活動に入る。1985年刊行の『ぼくらの七日間戦争』がベストセラーとなり、続刊となる『ぼくらの天使ゲーム』『ぼくらの大冒険』など、ロングセラーとなった「ぼくら」シリーズほか「悪ガキ7」シリーズなど、著書多数。

「2020年 『探検!いっちょかみスクール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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