聖耳

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 28
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103800

作品紹介・あらすじ

現し世に耳を澄ませば平穏の内にひろがる静かな狂躁。生死の、夢現の、時間の境を越えて立ちあらわれる世界の実相。現代文学の達成をしるす最新連作小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「聖耳」(古井由吉)を読んだ。
    古井由吉氏の作品を読み始めると、その時自分がいる空間の空気がスッと入れ替わるような気がする。
    読むたびに唸らされる。
    やっぱりすごいな、この人は。

  •  聖耳やべーよまじやべーよって話は聞いてていざ読んでみたら本当にやばかった。一切文章書きたくなくなった。

  • 読んでいることが落ち着きに通じる、という妙な錯覚を覚える、この人の文体は。しかし、内容は落ち着きを覚えるような穏やかな内容ではない、それほど。空気は穏やか。語り手も穏やか。でも穏やかでは決してない。何だろう。この不思議な感じは。どんな話だったかと聞かれてもいまいち説明のしようがないのもこの人の作品の特徴かもしれない。読んでるそばから、それは小説なのだけど話の筋的なものは削ぎ落とされていってしまう、そんな妙な感じがまた一興で、やめられない理由なのかもしれない。(09/8/2)

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著者プロフィール

古井 由吉(ふるい・よしきち)
1937年東京生まれ。68年処女作「木曜日に」発表。71年「杳子」で芥川賞、80年『栖』で日本文学大賞、83年『槿』で谷崎潤一郎賞、87年「中山坂」で川端康成文学賞、90年『仮往生伝試文』で読売文学賞、97年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。2012年『古井由吉自撰作品』(全八巻)を刊行。ほかに『われもまた天に』『書く、読む、生きる』『こんな日もある 競馬徒然草』など著書多数。2020年2月死去。

「2022年 『連れ連れに文学を語る 古井由吉対談集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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