結婚しません。

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 46
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062103978

作品紹介・あらすじ

この本は「男社会」への挑戦状です。恋愛、結婚、家庭、仕事をとことん考えた。「普通のシアワセ」のからくりを見抜き、納得ずくの幸せを見つけるために。

感想・レビュー・書評

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  • エッセイだと思って読み始めたら
    なんとパワーのある本だった。
    そのパワーはすごい、すごい。
    とにかくすごい、のです。

    その感じ方には、読み手の個人的な考えによるはずだけれども。
    私にはそのケが十分にあって。

    はー。

    途方にくれてしまう。

    ちなみ私、3姉妹。

  • 前作の「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」では、東大での研究の様子を書いていたが、本作はそこで学んだことを基にして遙さんが考え感じたことをまとめた、という形式。

    日常の疑問や行きにくさへの解決の手がかりとして、資本主義によりもたらされた家父長制の成り立ちと在りようの分析・考察を行っています。

    遙さんは、フェミニズムを学んだことで楽になったのかしら、と思う。
    私はちょっとしんどい。
    しんどくても、知ってよかったとは思うけれど。

    結局、一人の力やフェミニズム学者の一声、論文、研究があろうと、この世の家父長制や男性優位の支配はなくならないし、無視できない。
    無視するためには、結婚しないとか、女らしさを見せないとか、何か不自由な選択をせまられる。
    本当に知ってよかったのか、もしかして知らない方がよかったのでは、と遙さんが迷うことはないと思うけれど。

  • 著者が結婚しない(したくない)理由を社会での女性に対しての認識(期待)と身近な(結婚した)女性たちの実例を挙げて紹介。

    著者が結婚したくないのは女性にとって結婚は「旦那さんの世話役」になることだから。それは会社を辞め仕事を辞め旦那(と場合によっては親・兄弟)の食事を用意し掃除・洗濯をプライベートより優先して行うことを意味する。そこに「女性は男性より弱い、能力が劣る」という「男性が女性を守る」という姿勢に隠された差別を著者は見ている。またそれは女性の幸せはそういう「結婚生活」を送ることで得られるものであると言う認識によって確かなものであると(少なくとも著者の周りでは)されている。

    結婚しないことで実の母に「あんたの人生は失敗じゃ」と言われた著者の辛さはどれほどのものだろう。

    これだけ周囲の意識とまるで異なる考えをもつに至った著者はすごいし、またそれを変えない著者は強い。

  • ただのエッセイを装いつつ、
    フェミニズムについて身近な例をあげて分かりやすく解説されている本。

    私が普段もやもやとしていた事に答えをくれた気がする。
    だんだん結婚って人生の墓場なんじゃないかと思えてきた・・・。

  • 男兄弟ばかりの家庭に
    育った著者って、あんまり
    女の子扱いされな
    かったんだろうね。
    他の女の人の不幸まで
    代弁しなくても良いのに、
    と思う。

  • 猛烈に共感する部分があって、くらくらした。でも、もし私が自分の尊厳を守って生きていきたいと思ったら、私はもっと人を大切にしなくてはいけないかもしれない。今だって周りに人はいっぱいいるけど、あと20年後にも私の周りにいてくれる人は何人くらいいるだろう。周りに人がいてくれなくては、本当に、独りになってしまう。
    遙さんの本は、私に、フェミニズム論がぶち当たっている限界と、それに対処する方法を強烈に考えさせる。そしてフェミニズムに限らず、社会学の抱えるジレンマに対して挑戦する勇気を与えてくれる。なかなか変わらない社会に対して、論理を持った人間は、何ができるのか。
    それにしても2000年に書かれた本が、一部を除いてほとんど古くさく感じないというのはどういうことなのか。これほどまでに価値観とは強固なのか。
    (2007年3月12日)

  • そう、これなんです。私が婚姻制度に感じている違和感は。既婚者が「はやくいい人見つけな」という度に、私は苦笑するしかない。その理由(に近いもの)を述べるのが本書。人間は平等だなんて、全くの建前です。でもその建前こそが大事なんです、最後の砦ですから。

  • またもまたも「ぉぉぉ」と身体のそこから声を上げるような本なのだ。<Br><Br>
    読んでいるうちに憤りが身体の中を渦巻いて、もう、寝れないほど興奮するわけです。<br>畜生!何なんだこの世界は!<br>と。
     <br><br>そして、どうか、私もその矛盾を自分の目で感じられ、そしてそれに抵抗するだけの力を持たなければと思うのです。<Br><Br><BR>
    私は学ばなければならない。<br>そして私は負けない。 自分を曲げない。<br><br>私は今後、自分を曲げてまで、女らしさにこびようとは思わない。<Br><Br>自分らしく生きようとして、何が悪い?<br>私は体制に負けない。<br>負けたくない。<br>「男並み」になるか「女性役割」を保持するかしかないこの世界で、どうにか「私のしたいように」生きてやる!<br><br>そのためにも、勉強しましょう。<br>

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著者プロフィール

タレント・作家。大阪府生まれ。一九八六年から八年間上岡龍太郎氏と組んで司会をした、読売テレビ「ときめきタイムリー」で本格的にタレント活動を開始。以降、バラエティ番組、討論番組で活躍すると同時に、執筆活動も始める。父を介護した体験をもとに書いた『介護と恋愛』(ちくま文庫)は二〇〇六年、NHKで「介護エトワール」としてドラマ化され、著者自ら脚本を執筆。文化庁芸術祭参加作品に選ばれる。

「2020年 『老いの落とし穴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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