眠るまえに、お話ふたつ

著者 :
  • 講談社
3.29
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 13
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062104005

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • ◆きっかけ
    図書館

    ◆感想
    等身大の絵本紹介と育児エッセイ。著者の育児への姿勢や絵本と育児を結びつけたエッセイはなかなかおもしろく、何冊か、紹介された本を読みたくなった。

    ◆引用
    ・はじめに――(中略)イメージを膨らませることで一人のちっぽけな考えは広がりを持つ。そして想像力には何の制約もない。果てしなく自由な世界だ。...p4
    ・しかし、母にも時々見たいテレビがあって、「見せてね」と言いながらスイッチをつけると、しばらくは一緒に見ていても突然、バチッと切られ、「ダメ」と言われるのだ。これも自分でまいた種だとあきらめるしかない。...p25
    ・その頃の息子の三種の神器は絵本、お絵描き、ブロックだった。人生は創意工夫、何事も臨機応変、マニュアル本なんか必要ない人になってほしいものだ。――だるまちゃんとてんぐちゃん 加古里子――...p26
    ・神谷さんはとにかくお腹によく触り、話しかける。横になって膝を立てて軽くお腹を押すと、私にも胎児の形がはっきり手でわかる位に振れることができ、エコーで見る以上にここにいるという実感があった。――ちびゴリラのちびちび ルース・ボーンスタイン いわたみみ訳...p29
    →次妊娠したらやってみよう。
    ・夜、二人で外に出ると、空を見上げては月や星を探すのが恒例になった。 「お月さまに何をお願いする?」 と聞くと息子は決まって「トト」と答えた。遠くに見えるお月さまの向こうに、父への思いを飛ばしていたのだろうか。お月さまを見つめる息子の顔はとても澄んでいた。その心の柔らかさに触れて、私は息子と同じ時を過ごす幸福を心に深く感じた。.――ぼく、お月さまとはなしたよ フランク・アッシュ 山口文生訳..p34
    ・息子と出かけるときはできるだけ電車やバスを利用するようにしている。自家用車は荷物が多い時などは便利だけれど、外からの刺激が少なく、公共のマナーも身につかない弱点があると思うからだ。――ピン・ポン・バス 竹下文子作 鈴木まもる絵...p41
    ・――だっこままとだっこちゃん ミッシェル・ゲ やましたはるお訳 こちょこちょちゃん、がおがおちゃん、たかたかちゃん、つねつねちゃん、ぎゅうぎゅうちゃん、ちゅっちゅちゃん。お母さんと一緒に遊びましょう。膝に抱いて読むともっと楽しくなります。...p57
    ・自分の色を持つこと。そして誰かに出会った時、変化を恐れないこと。 「あおくん」と「きいろちゃん」は、そんなことをいとも簡単にやってのけてみせる。自分の色がはっきりしているからこそ、他者との違いも見えてくる。自分自身であることと、他者と交わってみることと。単純そうに見えて、大人になるとなぜそんなことが難しくなってしまうのだろう。  日々をシンプルに生きている息子を見ながら、ふと自分の足元を見つめてしまう、今日この頃だ。――あおくんときいろちゃん レオ・レオー二 藤田圭雄訳...p60
    ・子供の成長を自然の流れの中で見守ってやることが一番だということを、改めて考えさせてくれるお話だ。その子のペースを他の子と比べることなく、認めてあげることが大切なんだと。 時々顔をのぞかせる自分のせっかちを戒めながら、これからものんびりと息子と付き合って行こうと思う。――はけたよはけたよ かんざわとしこ文 にしまきかやこ絵...p65
    →比べることなく、認める。うーむ、子供に対しても、自分に対しても、簡単そうで難しいこと。しっかり意識したい。
    ・子供にも様々な言葉で、知らず知らずのうちにプレッシャーを与えているのかもしれない。平均点、偏差値と、数字の上で見えるものがすべてではない、と心の中では理解しているはずなのに。自分らしさ、自分と他人との違い、本当の個性、そういうものを見る目を養っていくのはとても大変なことなんだと思う。――パトカーぱとくん 渡辺茂雄作 山本忠敬絵...p86
    →私もつい知らず知らずにプレッシャーを与えてしまいそうだ。こうして育児関連の文章を読んでいると、つくづく、私は子供時代、弟妹に対して良くないことをしてしまったと猛省せずにはいられない。
    ・今でもよくやることだが、私は絵本を文字通りに読むとは限らない。足りないと思う所は補足し、もっといい言葉があればアレンジして、聞かせたくない所は大幅に変更もして読み聞かせている。親の独断だが、絵本選びからしてそうなのだし、言いかえればそれが親のセンスの見せ所というもの。 『ももたろう』のセリフでも「悪い鬼をたいじに~」という所を「鬼が悪いことをしているのでたいじに~」に変えていた。ほんのちょっとしたニュアンスなのだが受け取る側からするとずいぶん意味は違ってくる。――...p101
    →これ、参考にしたい。今までも読み聞かせ中に、大好きな絵本でも、この表現はちょっと好きじゃないなあ。と思うことが時折あった。でも、オリジナルから変えてしまうのもなあと思ってそのまま読んでいたけれど、公で読み聞かせするならいざ知らず、家でする読み聞かせなら、アレンジしたっていいよね。むしろそこに親の考えを反映させて子供に伝えるのはなかなか良いかもと、考えが改まった。
    ・外でお日様を浴びることがあってこその絵本だ。実体験と空想が子供の五感を刺激してくれるんだと、息子をみているとつくづく思う。――ももたろう 矢崎節夫文 岩崎良信絵...p103
    →絵本、本、映画、テレビ、ゲーム、インターネット…今や大人も子供も様々な娯楽がある。室内での娯楽も良いが、子供には外で元気に身体を動かしてほしいと思う。外でお日様を浴びてこそのこれら。実体験と空想が子供の五感を刺激してくれる。大共感。
    ・戦いごっこやウルトラマンごっこをしている時に、「死んだ」という言葉は我が家では御法度だ。息子は苦肉の策で「倒れた」という言葉を使っている。私は「死ぬ」ということを遊びの中でも軽々しく扱って欲しくないのだ。――いつでも会える 菊田まりこ...p105
    →大共感。
    ・あとがき――私も疲れている時は、ざっと流して読むこともあるし、話をはしょってしまうこともある。でも子供を膝に乗せたり、一緒に横になって読んでいると、肌の温もり、声の温もりをきっと子供は感じ取っているとわかるのだ。 それでも息子に一番に優先させているのは、外で遊ぶこと。それが基本にあってこそ、読み聞かせが生きてくると思っている。...p144

    ENより転記

  • 女優・南果歩による育児エッセイ。実は表紙とタイトルに惹かれて手に取り、パラパラとめくると絵本に絡めて書かれていたので購入しようと思った後で、作者に思い至ったというもの。読んでみても「女優」だからという部分はわずかで、ひとりの「母」として子どもと向き合う姿が飾らず書かれていました。そこに絵本が絡むのですが、絵本部分も露出少なめ。でも根本にあるのだなとは思わされます。

  • 等身大の育児と、それぞれの絵本や本の特徴がわかりやすく書かれた1冊で、好感がもてる。
    有名人の家族はプライベートもなかなか確保されなくて大変かと思うが、読んだ感じでは飾った感じもなくてよかった。
    出てきたお話をいつか読んでみたいと思った。

全4件中 1 - 4件を表示

南果歩の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×