ミスキャスト

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 104
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062104135

作品紹介・あらすじ

この結末はハッピーエンドか、それともホラーなのか。二回目の結婚をした男の欲望と逡巡を描いた、まったく新しい恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 何年も前に読んだのですが、整理整頓のために感想を。改めて・・・男女の不倫はいつの時代も変わらないのかしらと感じました。面白かったです。
    林さんは不倫する男性のずるさもよく分かっているから、こうして小説になるのだと思います。
    主人公の原岡が商社の男性ということで、まめなメールなどを送っていますが、今ならラインだし、もっと短い文でやりとりをするでしょうね。

  • 2人の女性と不倫関係にある原岡。
    妻の典子も不倫をしている気配が濃厚。
    そんな時、典子が妊娠した。
    本当に自分の子供なのか。
    不倫相手に妻の妊娠がばれたらどうする。
    原岡は激しく動揺する。

  • 登場人物みんな恋愛好きすぎだろ、と思い、林真理子が苦手になった。

  • タイトルに、最後に納得。面白かったです。

  • 読んでいてイヤ~な気持ちになる小説でした。
    林真理子さんってどんな人なんだろう?と思って数冊読んでみましたが、どれもイヤ~な感じの話で、心の闇というか、人間の嫌なところを全部書き綴ったような話が多くて、次は清々しい話を読んでバランスをとりたい気分です。

  • 読み終わってやっと、『これ読んだことあるかも?』と気づきました。
    それぐらい、え〜、っていう作品かな。

  • 懲りない男。

  • 展開や人物描写、とてもしっかりと書けていました。

     ちなみに、私にとって原岡のモデルは職場の上司です(笑)。読んでいる間は、原岡だと思い込んで接していました。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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