マラケシュ心中

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 185
感想 : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062104395

作品紹介・あらすじ

愛は、極めねばなりません。極めたら、死なねばなりません。山本周五郎賞作家がおくる、戦慄と至福の書下ろし傑作長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 絢彦の図々しさが気になる。おどろおどろしいほどの強い情念をどの行間からも感じて読むのに疲れた。
    心中するのかしないのかって気にして読んでた者としては、途中からまさかな、とは思いつつもちょっとショックでした。まあ、この手のショックを味わいたくて読んでるんですが。

  • 久々の中山可穂さんでした。図書館で借りました。
    「弱法師」「ケッヘル」に続いて3冊目。

    装丁の砂漠とタイトルが何とも言えません。

    「それは見果てぬ夢だった。
     わたしは崖からジャンプしてそれをつかみ取ったのだ。
     あとは墜落して激突死するだけだとしてもかまわなかった。」

    作中のこの方の文章、
    表現と平仮名がとても有効に使われていると思います。

    恩師の妻・泉に恋をしてしまう歌人・絢彦。
    レズビアンのお話です。

    身を焦がすような、
    ひりひりするような、
    あてもない絶望感と、
    愛しい人の手を引いて、
    壊して壊して、削られていくような、
    全てを奪い去る行為。

    なんて苦しいんでしょ。
    寝る前に読んだら続きが気になって、悶々としてしまいました。

    きっと好き嫌いに分かれますし、
    この方の作風は3作、だいたい同じ雰囲気が漂ってます。
    それでも、私は好きだなあ。。


    「生殺しよりは、即死を。」

    心中って。
    愛した果てに、死を求めるって究極でしょうか。
    また異国の地っていう舞台も素敵です。
    小説ってゆーよりは、やっぱり劇を見ているような。

    濃い感じがなんとも言えません。
    文章が綺麗で読みやすいので、だーっと読めます。

    ただ、物語の進行上
    仕方ないのかもしれませんが
    最後の救いよりも
    個人的に
    広瀬マオの救いを求めてました。苦笑

    「歌は風に散り、あとには何も残らない。
     花は雨に打たれ、泥に溶けてゆく。
     そして愛は、この身とともに朽ち果てる。」

    ドラマのようで、
    かなり堪能できました!!

  • 途中にでてきたアイドルがどうなったのか気になる…

  • 引力が強すぎてページを捲る手が止まらなかった。つらい。絢彦にも泉にもマオにも感情移入してしまう、共感してしまう台詞がそれぞれにかなりあって、つらかった(褒めてる) ノンケじゃない人に是非読んでほしい。

  • 図書館。
    途中までの奔放な感じと性描写はいただけなかったけれど、なんというか、壮絶。
    マオちゃんがとにかく心配。

  • 正直うんざりした。主人公の人間に。あとがきには永遠の恋人役の女性に批判が集まったというが、なぜ主人公ではないのか不思議。恋人にうっとりしてたかと思えば数秒後全てを投げ出したくなり、実際投げ出し、と思ったらまたすぐ永遠の恋人よというポエム、、思考に一貫性がなく行動に論理性がない。こんな軸も芯も何もない人間がなぜモテるというか相手に不自由しないのかわからない。

  • 久々の恋愛もの。

    読みやすく、感情が胸にくる。

    でも、同じ比喩が多用されていて、興ざめ。

    軽く読むにはいいかな。

  • 発売当初から装丁とタイトルで気になってた本。登場人物の感情の昂り具合についていけるかで感想はかなり違うんだろうな。なんにしろハッピーエンドにしたのは正解です。

  • 2013/02/23

  • レズビアンの歌人が主人公。日本、ヨーロッパ、モロッコを舞台とした激しい恋愛ストーリー。好き嫌いが分かれるところでしょうが、私は楽しめました。少女漫画的というか宝塚的というか、激しいストーリー展開があり飽きずに読めます。スペイン、モロッコなども舞台となるので、じっくり旅行気分を味わうのも良いかと思います。ちなみにマラケシュはモロッコの都市です。

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著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学卒。93年『猫背の王子』でデビュー。95年『天使の骨』で朝日新人文学賞、2001年『白い薔薇の淵まで』で山本周五郎賞を受賞。著書多数。

「2022年 『ダンシング玉入れ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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