著者 :
  • 講談社
3.62
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本棚登録 : 373
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062104630

感想・レビュー・書評

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  • 「衝撃のラスト一行」で有名らしく、私もそれが気になって読む気になったのだが、そんなことはすっかり忘れて読み進め、案の定ラスト一行で「えっ?!」となった。徐々に明らかになる真相。描き方もシンプルで読みやすい。犯人を突き止め、無事事件解決。その後も少し描かれ、すっきりとした幕引きで読了…と思いきや、ラスト一行。この一行で一気に後味が悪くなる。まぁ私的にはこの一行、必要あったか?とは思った。なくても十分楽しめる作品になっていたと思う。

  • 「レインマンが出没して、女のコの足首をきっちゃうんだ。
    でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」
    香水の新ブランドを売り出すため、渋谷でモニターの
    女子高生達がスカウトされた。
    口コミを利用し、噂を広めるのが狙いだった。
    販売戦略どおり、噂は都市伝説化し、香水は大ヒットするが。
    やがて、噂は現実となり足首のない少女の遺体が発見されるー。


    林試の森で、変死体発見…。
    若い娘が全裸で落ち葉に体を埋めて横たわっていた。
    足首から先が無い…。
    事件を捜査する所轄の刑事・巡査部長の小暮と
    本庁の警部補名島コンビ。
    年下女性上司とベテランの年上部下となる二人だが、
    二人それぞれが魅力がある。
    少しずつ心を通わせて互いを認めあってゆく二人。
    二人のチームワークの良さや、真相に迫ってゆく様が
    とっても良くて引き込まれました。
    二人と一緒になって推理し、先が気になって気になって仕方なかった。

    小暮の女子高生との噛み合わない会話に笑い
    感情を表さない容疑者を心理的に追い詰めてゆく駆け引きには、
    ベテラン刑事らしさを感じ、凄いって思った。
    犯人は…うわーこっちだったか…。
    犯人とわかってから、序盤の彼の会話は…と、思うと狂ってる…。
    読み終わって分かったけど、気付かない伏線が沢山あった。

    小暮と名島コンビを微笑ましく思っていたから、
    二人のこれからを予感させるラストにニマニマしてた。
    それが…。ラスト2頁では、どんでん返し。
    意外な犯人達が登場。
    そして、最後の一行「きもさぶ」…。
    最初気付かなかった…。
    (  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! きもさぶって…気付いた時にはぞわわって鳥肌が。
    まさに凄かったです…。

    登場人物が魅力的で、テンポも良くって展開に引き込まれ
    とっても、読み易くって面白かったです。

  • 2019年11月26日図書館にて。
    どんでん返し系をネットで探していたらおすすめされていたので。
    作者の本を読んだのは初めてだったけど、すごく読みやすくてページが進んだ。
    犯人は分かりやすくて、まさか本当にこのままこの人が犯人?と疑いながら読んだら案の定当たってた…けど、最後3ページ!「最後の一行」がいい味を出していた。

  • 2019.9.6

  • すんなり読めるけどやっぱり最後は後味が悪い感じ もちろんそれが狙いなんだろうけど

  • 尋問を始めると怪奇現象が起きてイスや机が飛んで来ていたという強面の小暮刑事が足首のない女子高生殺人事件に捜査にあたる。コンビが若くて小柄な女刑事名島。しかし警部補で自分より上というコンビ。

    『おいおい勘弁してくれよ』だったのが次第の彼女の頭の回転、対応の良さで『うかうかしていると、お荷物になるのは自分のほうかもしれないぞ』と思うところがおかしい。なにせ相手は今どきの女子高生で、おじさん小暮との対比が面白さの一つになっている。

    『なんでそんなの小暮さんが知ってるんですか。ラブ・イズ・イリュージョン?そういう似合わないこといってると、口が曲がりますよ。』には笑ってしまった。

    そこはかとないユーモアを交えながら、この凸凹刑事コンビが面白い。一方で警察組織のディテイルも丁寧に描く。手柄を立てたくて間違った人を犯人に仕立てようとし、小暮は逆に捜査から外れたりする。

    均衡のとれた書きっぷりでとても面白く、犯人もそこそこ決まったのだが、この本は



    ラスト○行で全てがひっくり返る鳥肌モノの小説7選で紹介されていて、最期の章で最期の殺人については別の犯人が用意されている。それが、きもさぶという言葉を使う。

    きもさぶについては、
    「それも流行り言葉か?」
    「ううん、いま考えたんだ。私のオリジナル言葉だよ」
    という会話が最初にあるので特定されてしまう。木暮の娘だ。
    しかし、この犯人は伏線もなく取ってつけたようだ。そしてせっかく面白いコンビなのにこの章の存在で次回作はないのではないかと思う。もったいない。

    【衝撃】ラスト○行で全てがひっくり返る鳥肌モノの小説7選 - NAVER まとめ https://matome.naver.jp/odai/2145355979956024301

  • うーん。
    人間の噂を信じる心理、広めたくなる心理を
    うまく使って話が展開していく。
    連続殺人事件とその捜査を描く。

    今から17年前に出版された作品だから仕方ないけど、
    最新として描かれている女子高生の世界や世の中の
    情報があまりにも古過ぎて読みにくい。

  • 秀逸。評判がよくてずっと読みたかった本で、評判通りおもしろかった。
    引き込まれる。ドラマにしてもおもしろいかもしれない。
    まとまった時間が取れなくて少しずつ読み進めたけど全く衰えず最後まで話の先が気になり、ストーリーにはまり込んだ本でした。

  • いや~
    面白かったにゃ

    最後の四文字に背中が凍りつくにゃ

  • ネットが今ほど普及してない時代だからこそのミステリな気も。でも媒体が変わっただけで、口コミが力を持ってること自体は同じかな…。

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著者プロフィール

1956年埼玉県生まれ。広告制作会社勤務を経て、コピーライターとして独立。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞、14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で直木賞を受賞。『砂の王国』『花のさくら通り』『ストロベリーライフ』『海馬の尻尾』『極小農園日記』など著作多数。

「2018年 『それでも空は青い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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