著者 :
  • 講談社
3.62
  • (39)
  • (89)
  • (104)
  • (9)
  • (3)
本棚登録 : 437
感想 : 92
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062104630

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2013.07.25

  • 驚愕の最終章!渋谷系ミステリーがいま生まれた。

    香水の販売戦略で流した都市伝説のはずだったのに……。ニューヨークから来た殺人鬼が渋谷に出没。ついに女子高校生が足首を切り落とされた。

    まったく無名のブランドから発売される香水「ミリエル」。キャンペーンの手法としてやり手の女社長が提案したのは口コミだった。渋谷のファッション・リーダー的な少女を集め、広告代理店が創作したストーリーを流す。「ミリエルのローズをつけていると3ヵ月以内に恋がかなう」「女の子をさらって足首を切り落とす、ニューヨークのレイプ魔が渋谷に出没。でも、ミリエルをつけている子は狙われない」高額なバイト料をもらった少女たちはその話を多くの友人に伝え、ミリエルは大ヒットするが……。(amazonより抜粋)

  • 意図的に流布された噂の内容とそっくりな事件が発生します。前半は、噂と事件との結びつきや犯人を推測しながら、まずまずの内容と思い読み進めましたが、後半でのストーリーは不満です。この展開にもっていくならば、前半で登場人物をもっと細かく描写し、読者の固定観念をしっかり植え付けておくべきではないでしょうか。終盤に向けて、面白さが尻つぼみになっていく感は否めませんでした。あと、最終章での「おとし」は、なんだか無理矢理のこじつけ、付け足しのように感じました。う〜ん。。。

  • 作者の荻原浩氏は、広告代理店に勤めていたらしく、そのことから生まれた作品かもしれません。
    どんどん噂が広がっていく模様は、現実味があり、口コミって恐いなと思います。
    読んでいて、なんとなく石田衣良の匂いがしたので高校時代が懐かしくなりました。

  • 最後の一行は衝撃だけど・・・
    この犯人を殺人へと至らしめた
    流れが弱くない?
    あと人物描写がどうにも好きになれなかったです・・・

著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荻原浩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×