ぼくのキュートナ

  • 講談社 (2001年2月27日発売)
4.17
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感想 : 84
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本 ・本 (66ページ) / ISBN・EAN: 9784062105675

作品紹介・あらすじ

いつもいつもぼくはきみにはなしかけるよ。
大切な人のことを考える幸せな時間……。「はいけい、ぼくのキュートナ」ではじまる15通の手紙。

“きみのおおきなおおきなためいきがぼくはだいすきだよ。じゃ、また”

感想・レビュー・書評

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  • 好きな相手(ぼくのキュートナ)に宛てたラブレターと、好きな相手の観察日記のようなものが交互に来る構成で、絵本としては特殊な作り。

    正直、ぼくからキュートナへ送る側の手紙しか提示されないので、読み始めは「これはちゃんと相思相愛なのか?それともぼくからキュートナへの一方的な愛の押し付け(怖い案件)なのか?」とドキドキしながら読んでしまった。

    今改めて冷静に思うと「ぼくのキュートナ」の「の」は所有格の「の」?という言葉遣いも、無意識に気に障ったのかもしれない。

    読み進めると二人が良好な関係を築いていそうなことがわかり、段々安心することができて、可愛い作品だなと素直に思えた。

  • こういう風に人のことを想えたらどれだけ幸せだろう。読む人にとってのキュートナ誰々を想像させる、キュートナに宛てた15通の手紙。すてきなところ、変わっているところ、自分と違うところ、ありのままの相手を受け入れることが愛だ。

  • とても詩的。
    男子、恋を奏でる。
    恋することはよく観ること。

  • 大切な人のことを
    考える幸せな時間…。

    私も大切にしたいです。

    手紙を書いたのは何才くらいかな?お相手はいくつくらいかな?と想像しながら読みました。ピュアなお手紙でした。

  • ぼくのキュートナが初めて読んだ荒井良二さんの作品。
    はいけいぼくのキュートナではじまる15通の手紙
    どの手紙もかわいくて全部好きだけど、1通目が一番好き。
    最後「またね。」で終わるのがいいな。

  • 男女の、というよりも、もっと普遍的な愛を言っている。「キュートナ」さんへのラブレターと捉える人が多いけれど、ぼくのキュートな誰々…と、読者が各々誰かを思い浮かべることができるようにしているのだと、思う。
    あの人のあんなところもこんなところも知っていて、それがまるごと好きだったり、相手を労わる優しさだったり、自分にはないものをもつあの人を尊敬する気持ちだったり、自分には分からないけれどそれをありのままを受け留める気持ちだったり。
    優しさに溢れていて、こうやって人を想えたら幸せだと思う。

  • 可愛らしく、あたたかい愛情に包まれたお手紙が読めます

  • ぼくのキュートナ、へ宛てたラブレター。とってもかわいい。YA~大人向け。

  • こわれてうごかないうで時計してルン♪

  • はいけい
    ぼくのキュートナ

    だいじなひとにあげたくなるよ。

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著者プロフィール

1956年山形県生まれ。『たいようオルガン』でJBBY賞を、『あさになったので まどをあけますよ』で産経児童出版文化賞・大賞を、『きょうはそらにまるいつき』で日本絵本賞大賞を、『こどもたちは まっている』で日本絵本賞を受賞するほか、2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど国内外で高い評価を得る。また、NHK連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラストを担当、2018年まで「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」芸術監督を務めるなど、その活動の幅を広げている。

「2023年 『みんなたいぽ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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