心理戦の勝者―歴史が教える65の絶対法則

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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062106115

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  • 序章 人間不変の「心の法則」に心理戦必勝の極意あり
    1. 「心」を制する者が,成功をおさめる.歴史をみればそれは明らかである.
    2. 人というのは,強制されると心理的反発(リアクタンス)を覚えるものである.征服せずに,「心服」せしめよ.
    3. 人の心というのは,数千年を経てもあまり変わっていない.歴史が教える「心の法則」は現代でも立派に通用する.歴史こそ,心理学の教科書である.
    第1章 「交渉・戦」の勝者編
    4. 人は理論に縛られる.理論は参考程度にとどめ,「理論の呪縛」にとらわれないこと.
    5. 赤色は心理的圧迫感を相手に与える.また,士気を高める効果もある.
    6. 人間は音楽に多大な影響を受ける.適切な音楽は生産性を高める.
    7. 背水の陣は有効である.だが,背水の陣を余儀なくされる前に,先手先手に手を打つこと.
    8. あまりに多い情報は,かえって混乱を招く結果となる.
    9. 説得や交渉には「勝機」がある.たとえば,天候,気温,時間帯などである.
    では,説得にあたって効果的なタイミングとはなにか.それは,できるだけ「晴れている日」に説得を行うことである.あなたにも経験があるだろうが,雨の日や雪の日は,身体が動かなくなるように,心も動かないからだ.
    10. 人は,良いことよりも悪いことのほうを信じやすい(否定効果).また,自らの期待や欲求によって,目が曇ってしまうことも多い.人間の持つ情報処理のクセに気づくこと.
    11. 議論やスピーチの戦略として,①結論を最初に述べる,②結論を最後に述べる,③結論を最初と最後に述べる方法がある.状況や目的に応じて使い分けること.
    12. うそを見抜くには,表情の経過時間と,顔の左側に注目せよ.
    13. 言葉の用い方ひとつで,人は簡単に操られてしまう.
    第2章 「組織」の勝者編
    14. 本当のところ,不当な命令は拒否せねばならない.各自に決定権を与える代わりに,きちんと責任もとってもらうことが重要である.
    15. 発言者の地位が低いというだけで,その意見がないがしろにされてしまうことが多い(プロセス・ロス).進言する勇気と,その進言を受け入れる度量の両方が必要である.
    現代のサラリーマンは,上司の不興を買っても,まさか命を奪われることはないだろう.だから,なおさら自分の勤める会社のためを思って,どしどし献策すべきなのである.「自分の地位が低いから,自分はまだ若いから…」などと謙遜していると,結局は会社のためにならない.自分が望んで入社した会社なら,そしてその会社のためになるのなら,勇気を振り絞って進言すべきなのだ.
    16. 防衛機制のメカニズムに気づき,「合理的であろうとするがゆえに,非合理性に陥るワナ」から逃れよ.
    17. 三位でいることは,幸福感―特に個人の幸福感―という点では,悪くない.
    18. 単に「やらない」から「できない」でいることが多い.「自分は『できない』のではなく,『やらない』だけではないか」と省みること.
    19. 人は「自分より下だ」と思えるような人間をまわりに集めたがるものである.だが,「自分より少し優秀」な人とのつき合いが,自分をレベルアップさせる.
    20. アンケート調査では,「ふつう」「わからない」「どちらともいえない」といった項目をはずしておくと,より本音がえられやすい.
    21. 陰口は,将来的に自分を傷つけることにつながる.
    22. 怨みは最強の敵をつくる.不要な怨みを買わぬよう,注意すること.
    23. 張りつめた弓はダメになる.効果的に休息をとるよう心がけること.
    24. 「ちょっと一杯」は心理学的に見ても効果がある.
    25. エビ,犯罪統計,格闘技…意外なところで経済成長を占うことができる.
    26. 肥った人は,必ずしも否定的に判断されるわけではない.
    27. 人間というのは過信しやすいもので,小さな石ころほどつまずきやすい.小さな石ころにもきちんと対応していくこと.
    第3章 「人心掌握」の勝者編
    28. 人材を登用する場合,不必要な条件を課していないか?受け皿を広くとるほど,有能な人材の選抜が可能になる.
    29. 真の報酬とは,「やりがい」「生きがい」「自尊心」を与えることである.
    30. 「井の中の蛙」とならないよう,効果的な質問を投げかけることで,自分や他者に広い視野を与えよ.
    31. 人間が本来持っている喜びや好奇心から引き出される情熱を,仕事に向けさせるような努力が必要である.仕事を「人間に課された罰」とは考えないこと.
    32. 人は,自然な太陽の光を求める.その欲求に配慮すること.
    33. 権威は「地位マーカー」によって,より高められる.「小道具」を効果的に用いること.
    34. こちらから少し妥協することで,より大きな利益を受け取れることが多い.
    35. 複数の人で話し合いをした場合,リスキー・シフト(大胆な方向に進むこと)やコーシャス・シフト(保守・穏健なほうに進むこと)が起こりやすい.日本の場合,特にコーシャス・シフトに気をつけること.
    36. 人間の営みは「数学的計算」だけでは計り知れない部分が大きい.「見えない数字」にも注目すること.
    37. リーダーは必要であるが,専制的リーダーは望ましくない,少数のリーダーに権力を分散させるのも効果的である.
    38. 説得においては,自分に都合の良い情報のみを相手に伝えるやり方(一面呈示)と,自分にとって都合の悪い情報を混ぜて伝えるやり方(両面呈示)がある.相手がもともとその意見に好意的な場合には一面呈示が,非好意的な場合には両面呈示が有効である.
    39. 人には「耳にやさしいニュース」だけを聞きたい,伝えたいという傾向がある.悪いニュースほど,意識的に耳を傾けること.
    40. 類似性の法則により,ダメな上役にはダメな部下が集まりやすくなる.その悪循環を断ち切らねばならない.
    41. 批判するなら,まず褒めること.また,ふだんの冷静なうちから,「叱り方」をマスターしておくこと.
    42. 人間には「過去」に縛られるクセがある.過去を手放すことで,自分も相手に幸福になれることが多い.
    43. 人は無意識のうちに「押しつけ」をしがちである.相手側から物事を見るクセ,考えるクセをつけること.
    44. 「投射」のメカニズムにより,失敗の原因を他者に押しつける「善意の加害者」になっていないか?責任を引き受ける覚悟が,リーダーとして必要である.
    第4章 「人間関係・ビジネス」の勝者編
    45. 知識や情報をうのみにするのではなく,「自分のもの」とせよ.そうすれば「知恵」になる.
    46. 人に対する親切はやはり行うべきである.道徳的な意味だけでなく,「将来への投資」という意味でもそうである.
    47. 取り入り,脅迫,自己宣伝,自己犠牲などさまざまな印象操作の技法がある.それらを効果的に使い分けること.また,結果よりもプロセスを褒めるほうが効果的である.
    48. 人は,過去の記憶によって,目が曇ってしまうことが多い.特に人間関係ではそうである.不用意に「理解できた」などと思い込まないこと.
    49. オフィスの温度を変化させることで,やる気や能率が高まる.
    50. 個室,オープンスペース,仕切りなどをうまく使い,オフィスを効果的に活用すること.
    51. 小さなステップを踏むことで,大きな目標が達成できる.目標が大きければ大きいほどそれは重要である.
    52. 努力は,成功への道となるだけでなく,結果に対する満足感を高める役割も果たす.
    53. 「BHAG(壮大にして達成困難で大胆不敵な志)」を掲げ,その実現に向けて本気で取り組め.
    54. 女性は,うそを見抜くのが,男性よりもずっとうまい.いざというときには,協力を仰ぐとよい.
    55. 効果的な沈黙により,人を動かすことができる.意識して沈黙を用いよ.
    56. 「沈黙」と「おしゃべり」の両方が必要である.しゃべることで,リーダーにもなれる.
    57. ファッションもビジネスの大事な要素である.特に日本の場合にはそれがいえる.
    58. 人は自ら発した言葉に縛られる.説得では,相手自信に口を開かせることが有効である.
    第5章 「演説・説得」の勝者編
    59. 「命令」ではなく,「目標」を与えよ.人を動かすのがうまい人というのは,目標の与え方が上手な人である.
    60. 本音を語れば信用される.自己開示は効果的である.
    61. 根拠や証拠が不十分でも,「鮮やかな情報」によって人は説得されてしまうものである.
    62. 人々に親しまれることにより,「コピー」が「オリジナル」を超えることも不可能ではない.
    63. グループを組むことは有効であり,その際には,結びつき(凝集性)を高められるかどうかがカギになる.小道具によって,凝集性を高めることもできる.
    64. 過ちは素直に謝罪せよ.中途半端ないいわけは,自体を悪化させるだけである.
    65. 自己説得のメカニズムを応用し,言葉の使い分けで,相手の中にポジティブなイメージを引き起こせ.
    あなたが交渉,プレゼンテーション,スピーチなどを行うときは,「この言葉は,聞いている人の心の中に,ポジティブなイメージを喚起するものか,それともネガティブなイメージを沸き起こさせるものか」よく気をつけてほしい.

  • 2006/5/23

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著者プロフィール

心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役社長。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学の知見をベースにした心理学の応用に力を注いでおり、とりわけ「自分の望む人生を手に入れる」ための実践的なアドバイスに定評がある。
『世界最先端の研究が教える新事実 心理学BEST100』(総合法令出版)、『人と社会の本質をつかむ 心理学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『人も自分も操れる! 暗示大全』(すばる舎)、『図解 身近にあふれ「心理学」が3時間でわかる本』『面倒くさがりの自分がおもしろいほどやる気になる本』(以上、明日香出版社)など、著書多数。

「2022年 『気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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